鑑賞回数:1
物語:★★★★☆ 4.0
配役:★★★★★ 5.0
演出:★★★★☆ 4.0
映像:★★★☆☆ 3.5
音楽:★★★★☆ 4.0
再見:★★★☆☆ 3.0
「こんな一味がいて、こんな生活してますけどどう思います？」っていう、アンケートみたいな映画
観れば誰でも自然に考えさせられ、作中には沢山の含みが用意されているので回答も千差万別でしょうし、良く出来ているなぁと感心
解答がない中での自分の回答としては、残念ながら一味に対して肯定的に思えず
まず、これは家族ではない
あるいは子供達には家族だったかもしれないけど 、少なくとも大人達には家族を名乗る資格はないと思いました
１００歩譲って子供の万引きは仕方がないとしても、大人が、しかも子供といっしょになってやるのは論外
確かに愛情はあるのだろうけど、一緒に生活して親面をしたいのであれば、犯罪を教えるのではなく、させないように頑張らないとダメでしょうと
自分達が笑ってる裏で、お店の人が泣いている事こそ教えなければならないハズ
作品終盤、子供が身を呈す理由と結果が何ともやりきれなかった
敢えて自分が一味を形容するなら家族ではなく、アットホームな悪の組織
そんな彼らが只の悪者ではなく、観る人には家族に見えたのは、やはり役者陣の力なんだと思う
等身大、自然体な演技には最早脱帽
子供達も究極に可愛かった
評判に違わぬ素晴らしい映画だった
他の人の回答が気になるところ
