人の幸せは形ではない…ということなのでしょうか。
観終わって数日経ちますがうまく言葉にできそうにありません。
気づけばこの映画の事ばかり考えています。深く問題定義をされたような気分です。
彼らのしている行動は社会的に悪だけど、内面は確実に愛で。
彼らが育った背景にもう少しの裕福さと教養を身に付ける機会があれば変われたのだろうかと思ったけど、亜紀の育った環境を考えればやっぱそうじゃないかもしれないななと思ったり。
万引き・誘拐・ばあちゃん埋める・三万貰ってる(けど貯めてた)など、おいおいって思うけど、それをする理由はやっぱり愛なんだよなぁ…。(自分達を守る為だけの愛だけど。)
駄菓子屋のおじさんのように、諭してくれた大人がいてよかったと思う。でも、あの言葉が響いたのもしょうたが愛を持って大事に育ててもらったからこそ響いたんだよなぁと思ったり。
うーん。
貧困を抜け出すのは確実に意思と行動だと思うんだけど、やっぱり根底に愛がないと人はがんばれないよねと思います。
前半との対比でわざとだろうけど、女性刑事の心ない尋問に胸を締め付けられます。その言葉選ばんでええやろと。
この時ばかりは、この家族を全肯定したくなりました。
映画好きが好きな映画とフォロワーさんが言ってましたが、ほんとその通りだなと思いました。
終わったあとの周りのお客さんに耳を澄ませると「間延びだ」「重い」など、いってる声がちらほら聞こえて…。
世間的に見るとやはり映画は娯楽なんですね。
こんな素晴らしい映画に対してあれなんですが、個人的に風俗のオプション高っけぇ!と、衝撃を受けました笑