前半の家族の幸せそうな姿、後半の家族がそれぞれに抱えていた歪。そして、そこからのラストはとても胸にキマした。
前半の社会問題を絡めて当たり前の様にありえそうな日常を描きます。それこそこの映画のタイトルにある万引きがそうです。問題ありきの生活の中での彼ら家族の幸せな様子はある意味、羨ましいとさえ思います。
そして、そこからある一つの事件をきっかけに、坂を転げる様にストーリーが展開するので一気に惹きつけられます。
最後の方で彼ら家族を第三者側から見るシーンや、始まりに戻るかの様なシーンはなかなかに辛いです。
そして、全てを踏まえてのラストシーンは是非見て欲しいです。