ちゅんしゃー

万引き家族のちゅんしゃーのレビュー・感想・評価

万引き家族(2018年製作の映画)
3.8
1100円の日ということもあってか、満員でした。

示唆的で、はっきりとした表現が少ないので咀嚼しきれてないところが多々あり。
ほうぼうで言われているように、「家族の定義」を問う映画。
そこを、「血を分けたものこそ家族だ」とも、「家族とは精神的なつながりだ」とも、「でも、結局家族ってお金のつながりだよね」とも示さずに、答えを出さない姿勢がいいなあと思ったり、もやもやとしたり。
ただ、登場人物を通して、血の繋がりには抗えないという結論めいたものを見せながら、それ以外にも救いを見せてくれるような、残酷に見えて少しだけ優しい映画と感じました。