『万引き家族』っていうインパクトのあるタイトルをカンヌでどういう意味合いのタイトルで上映したのか分からないけど、これがパルムドールか……っていう部分はある。
かなり複雑な、血縁関係のない人間同士が家族として万引きをしながら生活しているっていうのは凄い事だけど、実際、今の日本で起きてるような児童虐待とかを考えても全然あり得る話だなって思った。
正直『万引き家族』っていうタイトルにするほど『万引き』がそこまで意味を成してない気もした…。
実際それぞれが色んな形で収入があって、それを持ち寄れば万引きなんてしなくても生活はできてるし、食べるための万引きじゃなくて、衝動を抑えきれなくて万引きしてしまうって程でもない…。
万引きは最後のキーになる部分だけでも映画として成り立ったんじゃないかと思う。
ただ出てる俳優は全員凄い。
樹木希林は自分が知ってる樹木希林より遥かにお婆さんだった。
松岡茉優はやっぱり凄い女優。
素の演技っていうより演技じゃないみたい
安藤サクラもやっぱり凄い。
あの子の泣き方はグッときた。
他にもチョイ役で贅沢な俳優の使い方。
ただ昔からリリーフランキーは苦手。
ついでに言うと是枝監督も苦手。
