万引き家族のミニリュウのレビュー・感想・評価

是枝監督の作品はいつも残酷だ。幸せに生きている人たちには理解できない世界を見せてくれる。万引きや誘拐が悪であるはずなのに、それを善として歪な家族を構成していく。
監督が一番伝えたいことは、「家族の幸せは何か？」ということに尽きると思う。そして、「子供は親を選べない」ということだ。幸せは人それぞれ違って、他人に理解できるものではない。人は残酷で理不尽な社会の中でも、幸せを見つけ、何とか生きていかなければならないと感じさせられた。