静けさの心地よさ。
内容も時間の流れも現実から遠い気がしない。
そのへんで起きていそうな現実に見える。
その中で
大げさではないのに
人の心理は鮮やかで美しい。
ラストまで見て
これが現実…なの…？と
悲しさと
諦めと
寂しさと。
それでも…となにか違う意味を見出したくなる心理とが混沌として渦巻く。
決して爽やかではない後味と
でもその過程で出てきた心理には共感する部分があって、
その人間味にほころんだり、
わかるわかる、いや、そうかな、そう思うよね、すこし自分の心を開いて、いいなとか、いいねとか思いながら見ていたからこそ
最後は悲しみと寂しさがこみ上げてくる。
疑問が湧く。
後味こそが、この映画の醍醐味だとおもう。
