東京の下町に住む身寄りの無い子供たちとそれを無断で引き取った夫婦、そして母一人の5人で生活、日々万引きを行い生計を立てている。
一見笑顔が絶えない貧しくても素敵な家族
困ってる人は見捨てられないし、特に子供や社会的立場に行き詰まってる人に対してまるで神様のように手を差し伸べる
しかし、なぜここまで身を潜めて生きているのかに対してある大きな一点が起因となっていた
淡々とした日常を描く、的な映画ではなく、物語が進んでいく様子を見ることができるので見てて飽きない
なんと言っても各役者が神クラスの演技をしてくるからドキュメンタリーでも見てんのかなって気持ちにさせる
特に樹木希林、え、あの高級感が漂うお婆様がこんなに見窄らしくなれるの‥？独り言の呟き方も、独特の震え方も本物そのもので凄すぎる‥
安藤サクラも相変わらず本当に凄い、なんでこんなにガラガラと演技を変えて見せることができるのか‥この人ほんとにNHKの朝ドラの主役だった？あんなにキラキラしてた人がこの人？って疑いたくなる毎度だけど
一人一人切り上げって言ったらキリがないレベル
あと舞台作ったの誰なんだろう
あんなの本当にあった自宅をそのまま借りてきたとしか思えない。ジメッとした匂いがしそうな雰囲気と物の片付けが絶妙に下手な感じも本当凄い
邦枝監督の生きる死ぬのサイクルも健在、気持ちのいい映画ではないけど、要所要所の多幸感は本物なので一見の価値はある、最高
