●あらすじ
万引きに成功し、帰路に立つ父子はベランダに出されている少女が目に入る。冬の中、寒そうな少女を連れ帰り面倒を見る。
●感想
貧困層の些細な幸せ
個性的なキャスティングのおかげで本当の家族のやりとりを見せられている気がする
台詞は自由なアドリブなのかってぐらいで自然
リリーフランキーはでてるだけで良作感出るし、樹木希林は流石と言わんばかりで、安藤サクラは生々しい役と心情に訴える役が天才的、松岡美優も良い味出してる
物語が進むに連れ、一人一人の背景が徐々に見えてきて伏線が繋がっていく
この作品は、自分の理想な形を偽の形でもいいから、つくりたい、欲しかった、そんな気持ちがみんなにある気がする
終盤の安藤サクラのカメラ目線のシーンは印象的で感動モノ
口パクでの台詞が2カ所ある
口読できれば、本心が秘められている事が分かる
注意深く見る事をお勧めする
やっぱ世界へ認められるなら、韓国のパラサイトや日本の万引き家族のように、社会問題を取り入れた方が世界の脚光を浴びそう
こういう邦画が増えてほしい