2025年 鑑賞 25-24-5/2-7
BS松竹東急 銀座よる8シネマ にて
棟田博先生の同名小説を原作に、「拝啓天皇陛下様」の続編(原作上の続編ではない)、前作に引き続き野村芳太郎監督・脚本による、子供の頃から器量が悪い山口善助(渥美清さん) 。家族は食べた魚の中毒で既に亡くなっている。汲み取り屋をやっていたことから「ウンコの善さん」とからかわれるが、そんな彼にも召集令状が届き、入隊する善助を描いた喜劇作品。
同時上映は「モンローのような女」。
ー 昨年鑑賞できなかった渥美清氏の喜劇 其の1.5 ー
“兵隊さんは可哀想だねェ また寝て泣くのかよォ 兵隊さんは可哀想だねェ また寝て泣くのかよォ” 、もさくれとずっと一等兵、天皇贔屓と文字が読めない善助は文字を教えてくれた女性教師に... とウンコの善さん、招集令状と中国人夫婦に髪を切ってもらうと朋友、善助&犬のトモハルとの友情、善助と仲が良かった高見一等兵(勝呂誉さん)の戦死と広島に原爆投下と天皇の敗戦の宣言、引き揚げと軍用犬は現地に置いて行くことになるが... 、トモハルとの別れと鳴き声と善助の涙「元気でな」、京都南禅寺を目指す善助とトモハルの飼い主だったヤエノ(久我美子さん)宅での触れ合いと優しい善助、善助はあの中国人夫婦(別々に)に再会とバリカン、大阪に移り住んだぜんと知恵遅れの女性恵子(宮城まり子さん)から子犬をもらう、善助はアメリカ兵たちと大喧嘩と沖縄派遣、か大阪に帰った善助とヤエノの夫が生きていたが... 、善助の人たらしさを感じる居酒屋と恵子との再会と彼女と同居するようになる、ヤエノの夫の帰国と善助は恵子と結婚する「恵子 お前わしのこと嫌いか?」、善助たちの貧乏生活と彼の勘違いで... 、恵子の不在と妊娠と善助&恵子の再会、女の子を出産と恵子の熱が下がらないと彼女は息を引き取る、 “拝啓 天皇陛下様 陛下よ このような赤子もおりました” と夕焼けと影と工場の煙と「終」。
相変わらずの渥美氏の演じたキャラらの人たらしや犬のトモハルとの友情を堪能した。そして、初めて映画の途中で結婚をする姿を観た。拝啓シリーズを何とか完走出来ました!小沢昭一さん、南田洋子さん、藤山寛美さん、岩下志麻さん、佐田啓二さん、田中邦衛さんらの脇の役者さんたちの演技も堪能させていただきました。
「お前これからひとりぼっちでどうやって生きるんだ? 元気出せよ 日本に帰ったらのぉ いの一番にお前のこと奥さんによぉ話してやるけぇ 達者でいるんだぞ」
「恵子死なんでくれぇ わしぁ一生懸命頑張るけん 頑張ってお前のこと可愛がってやるけん 死なんでくれや恵子 死ぬ
んだらいけんのじゃ 神様仏様店の様お願いだ 恵子のこと助けてやんなすや 死なんでくれぇ」
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