バラナシへ行ったことがある身としては何とも言いがたい感慨。
あの場所の独特な雰囲気は映像では伝わらないのだけど、
それほどヒンズー教の信仰に厚くない息子が
次第にガンジス川に何かを感じ始めたように
見てる側もじわじわくるものがある。
ガンジス川での祈祷のシーンとか、
ガンジス川のシーンは何故か泣きそうになってしまった。
息子のように、今のインドの人もそこまで聖なるガンガーを信仰対象としてみてないのかもしれない、
けど、やっぱあそこには何かあるんだろーな、と。
それも次第に変わっていくのか、変わらないのか…。
だけど誰も心の拠り所にするものは必要なんだろな、と。
父と息子のよいお話でした。
割と普通のストーリーではあるけど、
舞台がバラナシってだけで絵になるし力が違う。
それがインドパワー。
生まれ変わったら、
「人間じゃないとだめか?」
ってのが何か素敵だと思った。