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北朝鮮をロックした日 ライバッハ・デイのKのレビュー・感想・評価

3.9
異なる文化の壁にどう対処していくのか。
見どころたくさんなドキュメンタリー。

北朝鮮に着いた途端にディスク没収、国内トップレベルの会場だけど音響機材の用意も不十分、投影用映像は北朝鮮の文化にはそぐわないから5本はカットしろ、勝手に電源引っこ抜き現地スタッフ
お決まりの検閲やミスコミュニケーションでてんやわんやのクルー、なんとかコンサートを成功させる、、

全体主義の独特さは違う文化圏の人から見れば異様なものに映るけど、北朝鮮ドキュメンタリーにありがちな、不気味さや変な国民、を妙に強調はせず淡々と見せるところがよい

主役はLaibach というより監督のモルテンで、
モルテンの立ち回りがすごい
引く時はスッと引くが妥協できないところはしない、ブチ切れてても冷静に交渉
優秀仕事人

旧ユーゴスラビア出身のバンドメンバーの言葉が印象的
「我々は国によって差別も区別もしない」

そしてLaibachはコンサートでは割と大人しめな楽曲メインだったぽいけど初期の曲とかめちゃくちゃインダストリアル、かっこ良いんです
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