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食べる女の記録のネタバレレビュー・内容・結末

食べる女(2018年製作の映画)
2.0

このレビューはネタバレを含みます

日本人はご飯に色々な情景を浮かべる事が出来る。懐かしい気持ち、安心する気持ち。特に和食は日本人の帰る場所のように変わらない味と温もりがある。

この映画には様々な違和感とぬるい何かを感じた。

ご飯を通して様々な女性達の物語が動くのだが映像の細かいところに監督としては手を抜いて欲しくなかった点が多々あった。例えば、遅くに帰る親を待つ子供達の元に帰った母親とじゃれ合うシーンがある。気になったのは、じゃれ合いの時、本を下敷きにしている所だ。多分見逃せば良いシーンではあるが、本だって日本人の誰かの懐かしく温かい物つまり誰かにとってはご飯と同じ役割を果たす何かだ。そこをおろそかにされたところが残念でならない。

そもそも、沢尻エリカがユースケサンタマリアを無視せず家に招き入れる時点で女なんてちょろいという男視線が感じられてムカつく。

この作品、女の監督じゃない理由を問いたい。

あとAPがセット裏でご飯食べるシーンあるけど、茶碗と箸なんてそもそもない。

そういうぬるさが見える映画は物語自体もあまり入ってこない。久しぶりにイライラした。
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