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ラ・チャナのもねのレビュー・感想・評価

ラ・チャナ(2016年製作の映画)
4.0
津軽三味線もどんなに技術があってもその歴史を知らないとなかなか認められないと言うけどフラメンコそうだと思う。スペイン人でもヒターノでないと認められないんだとか。

コンパスが溢れた世界に生きてコンパスが身に染みついた人と習い事でコンパスに寄り添ったものとは全く違うよ。

衣装がずっとカッコいい。
若い時から今までカッコいい。
素顔に黒い衣装のとか。
水玉の頭のてっぺんにバラの、ジージョ肩に掛けたいかにもじゃない衣装が全然出てこない。

椅子に座ってタコンとプランタの連打とか頭おかしいでしょ。笑。
しかももう歩くのも人の手を借りないと大変なのに足だけはあんなに動いて正確なコンパスを刻む。

教えを請う若いバイレの真剣な目と尊敬の念。

最後のソレポル、ヤバい。泣きそう。
彼女の人生そのものがフラメンコだった。
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