ラ・チャナの作品情報・感想・評価・動画配信

「ラ・チャナ」に投稿された感想・評価

MaricoAbe

MaricoAbeの感想・評価

3.7
パワフル!

元気になれるドキュメンタリー。
明るくてお洒落を忘れない素敵な人。

でも、魂の叫びがそこにはあって、
孤独もたくさんあって、
だから、足だけで魅せるコンパスには
感動があるんだな。
御年71歳の伝説のフラメンコダンサーの生涯を辿ったドキュメンタリー。

お洒落やメイクを欠かさず、家族や友人との時間を楽しむ普段の姿は、愛情豊かな"可愛いおばあちゃん"そのもの。

それが、フラメンコのコンパス(リズム)に触れた瞬間、ものすごい気迫と情熱を生み出し観る者を圧倒させる。

残念ながらフラメンコダンサーとしてのラ・チャナを知らなかったのですが、生き物のように躍動感のある弾丸サパテアード(足打ち)にはとにかく引込まれました。
座って踊るとか凄すぎる…。

また印象的だったのが「コンパス(リズム)があって、あとは自分の魂に従うだけ。」という彼女の踊りについての表現。

道端で埃を舞い上がらせながら踊っていたという、ヒターノ(ジプシー)として貧しかった幼少時代。
フラメンコダンサーとして活躍するようになっても、女性が発言できないコミュニティに抑圧され、加えて夫からのDVを受けたりなど、決して楽な人生ではなかった。

そんな彼女だからこそ、生きるエネルギーを昇華させたものが踊りであり、希望そのものなんだろうなぁ。

そんな事を考え、なんだかジーンとしました。

苦難があっても、それを感じさせない彼女のチャーミングな人柄。
そして"人生を楽しむこと"に貪欲な姿。
女性として勇気をもらえると同時に、わたしもそんな熱量をもった人でありたいと感じました。

¡Ole, La Chana!

#lachana #flamenco #ラチャナ #フラメンコ
彼女の
一瞬で入り込み 求めるままに
魂の叫びを 身体で現わす様は

見てる こっちの身体にも
真っ直ぐな芯を 入れてくれるかのようで
ドキドキして 目が離せない。



一転して
彼女が笑顔で 時に真顔で 語る姿は
明るくて華やかで

辛い過去に触れる時でさえ
どこか 穏やかさを感じる。


何が、というのは語られるが
言葉が 上滑りするみたいに
なんだか 取ってつけたように 聴こえるのは何だろう?


彼女の踊る姿は
間違いなく本物で その熱さと

庭の花に水をやり 花の香りに喜ぶ姿は
違いすぎて 何気に戸惑う。



…ヒターノ社会を表すひと言を
彼女が言う
「女は黙って従え」


彼女の 佇まいの落差
踊りを 語る時の 目の顔の輝き
辛い過去を 決して多くは語らない その姿に

ああ、だから魂なんだ。
だからコンパス(リズム)なんだ。

だから 彼女曰く
「コンパス(リズム)さえ確かなら」
「最後さえ決めれば大丈夫」なんだわ。



コンパス(リズム)を頼りに
一瞬一瞬に刻み続けて 次の扉を 開き続けた


だから今は
そんなに穏やかに
愛する伴侶のそばで 笑っていられるのね。



舞台を降りた時の 彼女の姿を観ていると
その可愛らしさが ジワジワと
倍々ゲームみたいに山盛りになるところが面白い。
こっちも
いつのまにか笑ってる^_^



エンドロールは
ラ・チャナとドラムとの掛け合いが続き
映像が消えても 真っ暗なスクリーンに
彼女を導くコンパス(リズム)が響く



私が観たものは
彼女の すべてを 短い時間に現した
結晶のような 輝きなのね。
ドキュメンタリー系は苦手だけど、この映画は最後まで引き込まれてました。
めちゃくちゃカッコいい。
オーケストラやバンドではなく、身一つで圧倒させるフラメンコ、エネルギーにやられました。
MM

MMの感想・評価

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シネリーブル神戸で予告編を観て気になってた作品。
母親がフラメンコが好きだという話になって思い出して、渡してあげようとDVDを購入。
渡す前に観てみたけど良かった。
芸術に対しての情熱というか姿勢に感動。
最後のステージでのパフォーマンスは圧巻でした。
それと、若い頃の映像や写真が魅力的だった。
tsumasaki

tsumasakiの感想・評価

3.5
人生とは。
命をかけれるものがあることの幸せと苦悩。
感動する。
ytr8335hs

ytr8335hsの感想・評価

5.0
2回見た。1回目は開始30秒で泣いた。あまりに当時のパフォーマンスが素晴らしくて。現役時代の映像を見るためだけにこの映画を見る意味がある。

この監督はラチャナのステップの何が素晴らしいのかを理解していない。自宅でステップを撮影したときなぜかクラシックのBGMが被せられた。これはあくまでも僕の想像だけど、ラチャナのステップだけでは物足りないと判断したんだろう。このシーンだけ見ても如何にこの監督がラチャナのステップを理解していないかがわかる。

かわりに、この女監督はラチャナが女だったことでいかに人生で苦労してきたか、に焦点を当て続ける。

ラチャナの映画を撮ろうとするほどにラチャナを理解しようとする女監督にすら、ラチャナのステップを理解するのは難しく、そしてそれはラチャナがどれだけ唯一の存在でどれだけ孤独だったかをよく表している。
きき

ききの感想・評価

3.5
ひとの足ってこんなふうに動かせるんだ!という感動。
そして若いころの神々しい踊りももちろん息をのむほどにすばらしいんだけど、年齢を重ねた、現在の彼女のやわらかでたおやかな表情が本当に本当にすてき。たぶん、いろんなことを受け容れ、自分らしくのりこえたひとだけが得られる表情なんだと思う。
Mire

Mireの感想・評価

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'Pero el compás estaba aquí. '
そら

そらの感想・評価

3.8
史上最高のフラメンコダンサー
ラ・チャナのドキュメンタリー
「ステージの上での母は神に取り憑かれてるようで、幼い私は神様に母を壊さないでと祈るしかなかった」
という娘さんのコメント秀逸すぎて感心する
娘さんがそう思うのも大いに頷けるほど何かに取り憑かれたとしか思えない壮絶な舞でただただ圧巻

しかし嫉妬に狂った夫の虐待という過去が語られるにつれ、その鬼気迫るダンスに一枚岩ではない深みが増します…

教え子に「あなたのダンスは今見ても先進的だ」と言われた時
「自分は魂の発露をダンスに昇華してるから普遍的なんだ」(うろ覚え)と言っていたのが唸らされました。

あと全然関係ないですがもうおばあちゃんなのにめちゃくちゃ食い意地張ってて、孫のパフェ強奪しようとしてるのもエネルギッシュすぎて笑う
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