これは、年代や男女や社会的地位で意見が分かれそうな映画だなーと。
確かに旦那はクズかも知れない。
けど、そもそも妻子ある身で生徒に手を出して自らも惹かれてるからどういう男かは分かってるはずだ。
それでも彼女は何だかんだ彼を愛していたんだと思う。だからこそあのナサニエルに最後放った言葉があるんだと思う。
それは本当に作家の彼とかではなく彼そのものの雰囲気と言うかなんというか。
これは女性なら何となくわかる感覚かなと思った。
対して旦那。
浮気性は本当死なないと治らないね。
男尊女卑では無いけど、当時の小説界としては男性の旦那より、世には出づらい女性の妻のが才能あって、しかも立場的には自分は教授で妻は生徒。それを毎日才能の差を見せつけられてたわけだ。
劣等感で頭がおかしくなりそうになり、自分を認めてくれる若くて無知な年下女性に走るんだろうなと妙に納得してしまった。
でも彼はジョーンでは無くては最終的にダメなんだろう。
共依存夫婦かなここは。
息子ももっと鍵を握るかと思ってたけど、これは旦那の妻への本音=息子の承認欲求
の表現かなとは思った。
うーん、観る人に色々考えさせる映画。
スッキリはしなかった。