天才作家の妻 -40年目の真実-のLillyのレビュー・感想・評価

設定は違えど、何故か、映画"さざなみ"を思いだした。夫像が似ているのか、やはり問題の本質を見ずに上辺だけ妻の機嫌をとる夫。

妻がどんどん不満を溜めていく過程が手にとるようにわかるが、では夫はどうすればよかったのだろう。妻の才能をもっと尊重すれば良かったのか？カミングアウトして喜ぶとも思えない。

やはり、人は自分以外の何者にもなれないということかな。いくら愛があっても。

グレン・クローズの演技は圧巻。