MyFFF2018＠青山シアター
何が正しい、こうすべきだ、なんてことは言えませんが、僕はあの父親が言ってたことにはすごく共感できます。本物の自由って思ってるほど楽じゃない――ていうか多くの人間(弱者)にとっては地獄なんじゃないかと……。まあだからと言って、娘の結婚を親が決めるようなことに「賛成！」なんて言うつもりはありませんけどね、もちろん。でも人生をより良く・上手く生きるために、「家庭を築く」「信仰を持つ」ってことはとても重要なことだと思ってます。
僕は両方とも持ってませんからね、余計にそう思うんでしょう。(アイデンティティの基盤が脆弱だと、年取ってから鬱病になるんですよ)
なもんで、物語の幕切れは非常に悲劇的なものでしたけど、僕個人としては妙に腑に落ちたといいますか……。似たテーマを扱った作品で『裸足の季節』という、やたら評価されたフランス映画がありましたけど、あれと対を成すイメージですかね。←吐き気がするほど合わない映画だったので解釈を間違えてるかもしれませんが。この作品と併せてどうぞ。
