婚礼の作品情報・感想・評価

婚礼2016年製作の映画)

Noces

上映日:2018年01月19日

製作国:

上映時間:98分

3.8

あらすじ

「婚礼」に投稿された感想・評価

このレビューはネタバレを含みます

『ビッグ・シック』はまだ観ていないがこれもパキスタンの結婚事情。伝統や宗教、習慣から生まれる違い。たしかにショッキングではある結末だが、もっと凄いなと思ったのはその直後のショット。あの絶望感、抜け出せない感…。闇とまではいかないけど決められた道を外れて歩む事は相当困難なんだなと思わせる強烈なショットだった。
昔から続く伝統慣習通例を守ることに果たしてどれだけの意味があるのか
後味の悪い映画だったけど、いまこの時代にこういう映画が作られることに意味があるんだろうなと感じた

あと主人公の女の子がかわいい
調べたら次回出演作も望まない結婚をしいられる役らしいので是非見たい
みや

みやの感想・評価

3.7
古くからのしきたりや宗教観は、どうやっても部外者には理解不能で、あの結末も仕方ないもんなのかな、と思ってしまう。
変えるって難しい。
yukina

yukinaの感想・評価

4.0
結末がショッキング。
正解はなにか考えても分からない
201820
イスラム圏の映画や宗教や文化のせいで悲劇が起こる映画をよく見るが西洋の習慣が身についたパキスタン系というのは初めて見た。周りが自由な中で自国の風習に従わなければいけない方がいろいろと辛いのかもしれない。
今年のmyFFFで一番期待していて最後に取っておいたけどそこまで好きではなかった。
DK

DKの感想・評価

3.0

このレビューはネタバレを含みます

MyFFFにて。
兄が行為に至るまでの描写はとても良く、父親の言い分を含めてその行動は共感しないものの理解ができましたが、
結末が読めること、主人公の感情の移り変わりがやや唐突に感じたことから、よくある異文化衝突もの映画の域を出ていないなと思いました。
ずらーと並べられた手術器具。
「取り出すのは子供ではなく胚です」
「取り出した後ポリ袋に入れ冷凍します」
「そして施設に送られ(以下略)」
開始14分くらいでは、これ観てるのを後悔した。
重い!
堕胎手術を受けようとする学生18歳のザヒラ。
見てられませんでした。
看護師の事務的な受け答え。
あーやだやだ。

主人公ザヒラはパキスタン系ベルギー人。
イスラム教徒。
学校にはヒジャブを身に着け登校するけど、
顔を見せないという厳格な戒律を守るというよりは
オシャレなアイテムとして使用している感じ。
アイデンティティを主張しながら現地にうまく溶け込んでる風。
そうは言いながらも、イスラム教では婚前交渉はご法度。
結婚もしてないのに子供ができるなんて事は、あってはならないことで、この映画でもザヒラは家族、彼氏、それから自分の判断として中絶を決意します。

手術する間際、ギリギリのところで
選択を強いられるのは、いつも一人女性(たぶん)
ぽっつーん取り残されるザヒラ。
やーきっつい。

そんな事があったからなのか、
ザヒラは知らない人との見合い結婚を
急がされる事になりました。
このへんは何でだろう?
空回ってる親心かな?

誰にも言えない大きな秘密を抱えながら、
家族・同族コミュニティ・戒律・神と、ベルギーの空気との間で
大きく揺れるザヒラ。


重いのが基調のこの映画ですが、
時々そのタガが外れる瞬間、
コーヒーぶーに繋がるのが油断ならないw
「君はとてもかわいいよ(震え声)」
なるほど、これはガールズトークのネタになるww
男としては、少しいたたまれないw
つーか、この映画に出てくる家族以外の男は、
みんなガッツいてるよなぁw
若い頃の自分に鏡突き立てられてる気がした。
ドラキュラが鏡に映らないってのは、こんな感情には捕らわれないってメタファーに違いない(テキトー)
生身の人間は、そりゃ身悶えしますわw
「愛している(震え声)」
やめろおおおおおおおおおおおお!
このネタが笑いに繋がらないところが不憫。

強い口調で娘に確認を取る母親の
最後の不安げな目がツライ。


人類(ホモサピエンス)が今、
地球上の覇者として君臨できているのは、
一夫一婦制、もしくは、多夫多妻制を獲得し、
成熟まで時間のかかる子供を守る事を可能にし、
大型の動物の中では繁殖率が高いというのが、
その大きな理由の一つという説を
どこかで聞きました。
思うに、現代人は結婚に対して前提と付加価値を求めすぎなんじゃないの?
自由恋愛婚派、見合い婚派問わず、どちらも。

と現実逃避してしまいたくなるくらい重い映画でした。
イスラムの父親と、ベルギー幼馴染の父親との会話。
どっちの言い分も解るし、どっちの言い分にも疑問が残る。
重い。
イスラム(パキスタン?)の族としての因習がキツイ。


透明な管のカットは、ちょっと見てられなかった。


「でも不公平よ。女ばかり」と言うザヒラへの姉の応答。
僕は大いに姉を支持。
縛りは人である以上、どういう生き方したってあるわけで。
そこからフリーになれるなんて幻想だろと。
つまるところ一所懸命。
自分の居場所の中で生きてくしかないじゃない。
なんてところで、この映画との折り合いがついた。
あーしんどい。
だけどこれ、僕が二十歳前後で観てたら
まるで逆の感想になってたのは確実w
主人公と一緒に大きく揺れながら観てた映画でした。


と思ってたら、あれあれ?
まだ終わってない。
まだ30分近くある???

ここからの展開が、またキツかったorz


マイフレンチフィルムフェスティバルにて。
ほんとフランス映画は見応えがスルメまるまる一匹分くらいある。
来年のも楽しみにしてよっと(^^)/
kensteady

kensteadyの感想・評価

3.3
「伝統は”No”の代わりとなる言葉なの」というセリフにこの作品のテーマ(というか娘側の価値観)が集約されている気がした。

「銃が作中に登場したら、それは必ず火を噴く」というストーリー上のお決まり(伝統)にあるように、ラストシーンはある程度予想はついてしまったのは安易だったかな。もうちょっとひねった着地の方が好き。

伝統を重んじる家庭では父の言い分は正義で娘は我儘に映るけど、伝統よりも自分の価値観に従って生きることが大切な娘からしたら両親と兄は単なる頑固な偏屈者。

伝統と革新というベタな二項対立なんだけど、パキスタン系ベルギー人という立場でそれを展開するのは面白かった。『ディーパンの闘い』にも似たような対立(インドとフランス)はあったけどね。
これは・・・

最後、ことばを失った。

伝統と個人の感情の狭間で、人はどう生きていけばいいのか。

運命に逆らおうとすると、こうなってしまうのか。

この世は不公平だ。
Tyga

Tygaの感想・評価

4.0
パキスタンのイスラームかベルギーのイスラームか。
宗教というよりは、地域文化の違いが主題。
最後の行為もイスラームの文化というよりは土地における文化。

親の文化と子の文化が違うものになってしまったことが一番の原因。

どうしたって僕も娘側の価値観だから、父親にいらついてしまう。

異文化を批判する権利は僕らになくとも、その中から聞こえる叫びを聴く義務はあるはず。

お姉ちゃん説得してたけど、あなたスペイン・バルセロナで、妹パキスタン本国のしかも村だから、事情が違いますやんって思った。
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