ろっく

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッドのろっくのネタバレレビュー・内容・結末

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このレビューはネタバレを含みます

ヒッピーがイケイケだったあの頃のハリウッドでのお話。
バリバリの俳優が落ちぶれ始めていて、そこから奮起する話。
目頭があつくなる主人公につい心もってかれる。
なにより大女優な子役ちゃんが主人公に火をつける感じもまたよい。
主人公とニコイチのスタントマンもなかなか渋い。
スタントマンと彼の愛犬とのやりとりがほっこりする。
ヒッピーがイケイケだったあの頃にヒッピーが起こした女優さんの殺人事件を取り扱っているが、極端に言えばストーリーに入れなくてもいい。なぜなら前半の主人公が全盛期からの落ちぶれを受け入れていき、それでも俳優をやり遂げる、とても良い演技をする、みたいな話だけでも成り立っている。
事件の夫婦が住んでる家の隣に主人公が住んでいて、襲撃にきたヒッピーが主人公にカチンときてターゲット変更をした、という関わり方なので、正直事件に重きをおいて鑑賞するとがっかり。
とはいえ実際の事件を交えながらも、話をうまく流すのはとてもすごい。
作り物の中ではあるが、事件の被害者となってしまった彼女が生きているということが、なんとも言えない気持ちになる。
実際にもこうやって助かっていれば、なんて思ってしまう。

個人的にカトー(ブルースリー)がもっちゃりしたアジア感があって笑ってしまった。
ろっく

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