ふゆ

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッドのふゆのネタバレレビュー・内容・結末

4.3

このレビューはネタバレを含みます

やりすぎのバイオレンスめちゃめちゃ笑うわ。しかも今回それをブラピとディカプリオがやっちゃうところ。2人とも最高だった。あぁこんなわけわからんヒッピーのやばいやつらに、2人とも、まさか、殺されちゃうの?やだなあ、ディカプリオまたプールで死ぬじゃん、、、と思ってたらそんなことなくてブランディに合図してからのバイオレンスが最高の笑いとカタルシスを持ってきてくれましたよ。
いかつい音楽とともに火炎放射器を持ったディカプリオがでてきた時は夢かしらと思ってもうダメだった。

ディカプリオのブチギレやっぱめっちゃ好き。

マーゴットロビーが目を輝かせながら自分の映画を観るところがすごくよかった。こんな、これは、天使かな?このシーンだけでこの映画が撮られた意味は絶対あるな!ってくらいに名シーンです。
それをおいておいてもマーゴットロビーのスタイルがやばすぎてずっと肌色追ってた。
出てくる女性が総じてグッとくるポイントがあってもうタランティーノ変態、好き!俺も足好きだぞ!
プッシーキャット役のマーガレットクエリーとかめちゃめちゃ外面は健康美でよかったです。あと脇毛。
あの天才子役の小娘も!一瞬「この子なんていう"俳優"の子供時代なんやろ、作品探そ!」くらいの錯誤をするくらいに、あの子が成長して現代まで生きてるんじゃねえかって思ってしまうシーンでした。

シャロンテート事件について事前にwikiくらいはみてあったので、この素敵な子が、、、って思って見てたら、そんなことはなくてタランティーノ、、、ありがとう!!!!ってなる。
というかこれはシャロンテートについて知らないと物語がどこに向かうのかイマイチわからんのかもな、だとしたら結構途中までなにしてるかわかんなくてつまんないかもと思いました。
「落ち目のおっさん2人が暴漢を返り討ちにする、その間に挿入されるかわいい隣人の私生活」
確かに内容書くとやばいな???
でも見たあとならわかる。これは一応おとぎ話らしくハッピーエンドです!!

とりあえずオタク気質の監督はやってること、映ってるものに無駄が無い。と思う。
いや、無駄も含めて有機的な世界を構成しているというか。こういうの見て情報量の多そさに、なんて調べがいがありそうなんや!と思って楽しくなる。
正直60年代70年代の映画なんて全然知らないけど、情報の豊かさで楽しめました。
ごちゃごちゃ書いたけど結局「映画好きな人の作った映画っておもしれー」です。

劇中劇のリスペクトあふれるかんじ、グラインドハウスちゃんとみてえなってなる。

ヒッピーとか、連合赤軍とか、オウムとか、結局あいつらやべえじゃねえか!っていうことにみんななっていくんですね。

みんな家に帰っていくシーンもしみじみと生活感があって好きです。

あと音楽も最高だった。サントラ聞いて帰るの楽しかったな。

パンフも850円にしてはめちゃめちゃ内容あるし、サントラの曲まで網羅されててこれは買って本当に良かった。

ティムロスはいませんでした。
ふゆ

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