かずー

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッドのかずーのレビュー・感想・評価

4.5
ハードルと期待を上げに上げていったにも関わらず、安定の裏切らなさでした。タラちゃんもだけど、今回は主役の二人が最高!!

今回も相変わらず会話シーン多い&劇中劇凝りすぎやったけど、基本的にどっちもレオ様かブラピの会話だから余裕でずっと聞いてられるし見てられる。「長えよww」ってツッコミ初めてからがタランティーノなはずなのに、今作はレオ様とブラピに見惚れていたら(or笑っていたら)あっという間に2時間経っていた感。

みんな言ってるけどマンソンファミリー事件のことを知っていないと、え?シャロンテートってめっちゃ意味深な感じで出てにたけど、なんだったの?ってなっちゃうけど、まあそんなことする人はいないわな……

ラスト13分も大変エンターテイメントだったけど、それまでのレオ様の苦悩、ブラピの苦悩、二人の優しさがビシバシに描かれていて、それだけでも大満足でした。かっこいいのはブラピだけど、気持ち肩入れしちゃうのはレオ様なんだよね……。レオ様……ってなったところでのあのラスト13分だからなwwwwそこまでしっかりハメられて持っていかれましたわwww感情移入返してww

エンドロールもしっかりレオ様、俺の気持ち返して!って感じで最高でした。はあ〜〜あと30年は映画作ってくり〜〜タラちゃ〜〜ん!!

もちろん実際の事件のことを考えると、笑い飛ばせないビターな気持ちにもなる。けどこれはタランティーノ流の弔いと尊敬なのかと思うと、やっぱり笑いながらもちょっとグッとくるよな。リアルタイムの人間にはどう感じるんだろう。
かずー

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