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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッドのcigaretteのレビュー・感想・評価

3.8
奇才タランティーノの最新作観てきました。
何がと聞かれると説明し難いけど、いろんな意味で面白い映画でしたよ。

役者、音楽、会話、すきあらば、さまざまなハリウッドエピソードをてんこ盛りにしている感じでした。
わたし、多分、小ネタ系、半分もわかってないかもw

わかったのは、ブラピは、歳とってもやっぱりカッコいいってことと、チャールズマンソンのネタは拾えました(そこかい!)。


【 内容 】 ざっくりしたネタバレあり
テーマがあちこちに飛んで、投げっぱなしの放置状態のまま、いろんな人の視点で展開されていく 群像劇。

結局、何がいいたいのかしら?と、シーン変えのたびに、あらゆる事態を先回りして考えつつ観ていたけど、さすがタランティーノ、ことごとく期待を肩透かししてきて、望むような お約束展開にしてくれないw
タランティーノの意地悪(⁉︎)に、振り回され、モヤモヤのフラストレーションが溜まってきたときに、あの事柄とその事柄が地味ーにつながったりといった展開があったりで、あ、そこを回収するのね、変なの!と、なんだか面白くなってきます。

夢と希望に満ちたサクセスストーリー映画を山ほど作ってきたハリウッドだけど、ハリウッド映画に 参加してる役者やスタッフは、いつかはきっと!と、自分のサクセスストーリーに期待してるのに、実際は実力が認められるとか、絶賛されるなんてチャンスもコネも、さほどないまま。
そんな皮肉さが垣間見れる映画でした。

あと、クスッではなくて、わははと声出して笑ってしまったシーンもありました。
シン・ゴジラで、電車で総攻撃したシーンくらい、興奮した!w
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