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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッドのtonuのレビュー・感想・評価

3.7
UltraHD Blu-ray(4K)、DTS-HD7.1chで見ました。

画質音質は普通です。発色など当時の雰囲気を意識した感じになっていると思います。
火炎放射器のシーンでは、音の臨場感が凄かったです。

シャロン・テートの事は元々知っていて見たのですが、この件に触れるとどう書いてもネタバレになると言う・・・w

全体的には何かと言うより、題名通り昔々のハリウッドの日常をディカプリオ演じる落ち目の役者「リック・ダルトン」とブラピ演じるそのスタントマンの「クリフ・ブース」の目線で描いた作品と言った印象です。
そう言う意味では最後のシーンの盛り上がり?までは淡々と描かれていたと言う印象です。
とは言え、退屈と言う事も無く、興味深いエピソードでつづられていて良かったです。
もっと当時の作品や世相が解ると、もっと面白いのかなとも思いましたが、該当年齢の人はタランティーノ監督よりも相当上の人(70歳代以降~)なので、それはそれなのかもしれません。
最後はタラ節炸裂でしたね。

子役のトルーディ・フレイザー役のジュリア・バターズは顔の整った感じと堂々とした演技が印象に残りましたね。
実年齢は若いですが、何処かレオンよりも後(ファントム・メナス辺り?)の、ナタリー・ポートマンを彷彿させる印象でした。

こちらも印象的だった、18歳未満と思われるプッシ―キャット役のマーガレット・クアリーが撮影当時23,4歳かと思われる事がびっくり。
胸を考えてもてっきり未成年が演じてるのかと・・・。
母親はアンディー・マクダウェル・・・と言われると確かに似てる。

ダコタ・ファニングが、赤毛のスクィーキー役だったとは。最近は恋愛映画が多い印象だったので、イメージが全く違いましたが、思い返すと確かに。流石の貫禄でした。

総じて、極端に振れた演技の人が多く、そう言う意味でも印象的な作品でした。
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