アル華

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッドのアル華のレビュー・感想・評価

4.8
【最高峰の60年代ハリウッド追体験】

🕰2019年初頭私は『ボヘミアンラプソディ』(2018)に出会ったことで映画館に行く楽しみを覚え、その後それなりに映画を観る友人と本作『ワンスアポンアタイムインハリウッド』(2019)をIMAXにて鑑賞したことから、映画を観るきっかけとなりました🎬

当時は本作について「お洒落やなぁ」と思ったこと以外は1ミリも理解出来ずに終わりました...が、その後いくつもの映画を観ていく中で、どうしてもこの映画の雰囲気、キャラクター、音楽が私の自己映画評価の指標となっていることに気がつきました。

それから、言語化自体はしていないものの私の目標は、この『ワンスアポンアタイムインハリウッド』という映画を理解することになっていました。

 そして映画人生の節目500本記録を果たし、またこの映画をレンタルして鑑賞してみることにしました。
そうすると、A Film By Quentin Tarantino の文字が画面に広がり、エンジンが掛かるとメインテーマ《Treat Her Right》が流れる、これだけで映像の重厚感にやられ😭、2年前にはまだ出会っていなかった『ゴッドファーザー』でどハマりしたアル・パチーノ様が画面上で迎え入れてくれることに思わず半泣き🥲してしまい眉間に手を添えました。

そして、それからは
▪️1969年のハリウッドに存在する人物、作品へのオマージュや投影
▪️話の本筋とも言えるリックとクリフの関係性
▪️シャロン・テート事件と登場人物の関連性
▪️ナレーションによる作風の一変化
等が改めて理解出来ていることに感動してしまいました🥲🥲

最後の最後にバットマンのCMで終わるのはセンスやばすぎいいい‼️‼️‼️


📍見どころ
 映像全てから届けられる69年ハリウッドにはあった情景と、それぞれのキャラクターについてゆっくりと追っていくのはとても見応えあるもの😁
また、タランティーノ作品にお馴染みの”役者”も数多く出演しているのはファンには堪らん✨
史実を覆す衝撃のラストを見逃すな✨


💡ここがポイント
 160分の長尺には、ハリウッドの歴史が詰め込まれている。これまでとは異なる映画の在り方、そしてここから始まるニューシネマの時代


長いレビューになりましたが、私にとってこの映画を鑑賞したことがきっかけとなり、2年で500本鑑賞することになってしまった、指針となってくれた大切な作品です。
“映画”を教えてくれてありがとう❗️これからも楽しませていただきます❗️❗️
アル華

アル華