グッバイ、リチャード!のMayaKisaのネタバレレビュー・内容・結末

ある日突然余命宣告をされた男。
家族に話そうと思った矢先、娘がレズビアンをカミングアウトし、妻は不倫をカミングアウト。大体の映画なら、1日1日を大事に生きて、残りの人生を愛する人たちと悔い無く過ごす、だとか、辛い治療に耐えて病気と闘う、みたいな御涙頂戴モードになるんだろうけど、この映画の主人公、リチャードはどちらでもない。若干やり過ぎ感はあるものの、ある意味悔い無く生きてるところがどこか笑いを誘う。
こんな破天荒な教授に着いていく生徒達、凄い(笑)とはいえ、ラストに近づくにつれ、病魔は容赦なくリチャードを蝕み、最期の時が近づく。ラストの道なき道を行くところが、リチャードの人生の答えなのかなと考えた作品だった。でも犬はどうなるの？それだけ気になるけど。