焼きはらす

エンジェル、見えない恋人の焼きはらすのレビュー・感想・評価

エンジェル、見えない恋人(2016年製作の映画)
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基本的にカメラは透明である主人公の目線なので必要以上に顔や景色のアップが多くて、ブレもある。全編が主観的だから狭い世界で物語は進む。
しかしそれが大事な演出なのだと思う。僕らは透明ではないけど、鏡で見ないと自分の姿が見えないように、誰もが自分のことなど見えていなくて、他者と関係を築くことで初めて自分を「感じる」ことが可能になるのではないか。
現実的なメッセージを含んだ美しい寓話。
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