おたぬ

エンジェル、見えない恋人のおたぬのネタバレレビュー・内容・結末

エンジェル、見えない恋人(2016年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

姿形が見えない主人公エンジェルが、盲目の少女マドレーヌと恋に落ちるけども…、というお話。90分以内のさっくりした映画だけども、ヨーロッパ系の勝手なイメージである、くすんだパステルカラーみたいな色彩で、スマートな映画で、最後まで楽しめました。
ちょこちょこ突っ込みたいところあって、ずっと姿見えてないけど、不安じゃないのかな?とか、目隠ししてするとかやばない?とか、目を開けたら、似ても似つかぬモブおじさんやったらどうしようとか思わんのかなあ?とか…。薄汚れている…。
視点がほぼエンジェルからみた世界なので、ほんとに面白いんです。何もないところで布が浮いたり、大雨のなか、ズブ濡れになってるときは姿が浮かんだり。
オチはご都合主義かもしれないし、さらっと終わったけども、結局、最初はどうやって好きになったんだっけ?と思うと、これしかないんだなあと。なんやかんや泣きました。切なすぎて。お互いがお互いをおもって悲しくなるの嫌じゃないですか。
だから、ほんとに幸せな終わり方でよかった!マジシャンという仕事も、赤ちゃんが宙に浮いた家族写真も、なにもかもが素晴らしかった〜。幸せになりました!
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