ロアー

魔法にかけられて2のロアーのレビュー・感想・評価

魔法にかけられて2(2022年製作の映画)
4.3
前作が大好きだったので続編に不安があったものの、期待以上・・・いや、最高の続編でした。

まず、設定がうまい!
ふわふわキラキラしたプリンセスのジゼルが大好きだったけど、今作ではエイミー・アダムスの演技の幅が観れてますます大好きになりました。目の表情だけでガラッと雰囲気が変わっていてすごかったし、前作でも続編でも頭の残念な人と誤解されちゃっててかわいそ面白かったww

前作に引きづつきメンケン先生が担当している楽曲の数々も最高でした。
作品内にさまざまなディズニープリンセスのオマージュが散りばめられていたのと同じく、曲にもメンケン先生のセルフオマージュが入っていた気がします。1番好きだった曲が「♪Badder」で、アースラの「♪哀れな人々」を思わせるメロディから始まり、ちょっと「アラジン」のような異国テイストが入っていてすっごく好きでした。

イディナ・メンゼルが歌う「♪Love Power」では、シーンと合わせて思わず涙目。
《真実の愛のキス》がキーワードだった前作に対し、今作では《思い出の持つ力》が最高の魔法となっていて、ジゼルとロバートの愛のストーリーから家族の愛のストーリーへと繋がっていて、15年という年月が愛おしくなる映画でした。

↓↓↓以下、ネタバレ↓↓↓










・3人のお隣さんが登場した瞬間、あっ!このカラーリングは・・・と思ったら、後半で本当に妖精の衣装を着ていてたまらん。
・吹替で観たんだけど、現実世界に来たばっかりのピップが微妙に聞き取れる言葉を話していて、その喋り方がめちゃくちゃかわいかった。
・おとぎの国と現実の合いの子みたいなモンローレーシアが理想的過ぎて、勝手に家電が料理してくれるし私もここで暮らしたい!と思ったら、何故か屋外には牛や馬を引く人々がいるんだが・・・ww
・モーガンのベースストーリーは「シンデレラ」として、歌のシーンは主に「美女と野獣」のベルのイメージなんだろうな。歌の最中「リトル・マーメイド」の「♪せ〜か〜い〜へ〜」のあの波ザッパ〜ン!がまさかの陸上で再現されててエモかった。
・アンダレーシア(そしておとぎ話)における概念としての《継母》なんだろうけど、なんとなくジゼルにとっての《継母》のイメージ=ナリッサ女王も反映されているんじゃないかと妄想してニヤついてる。
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