15年ぶりに続編を作って何の意味があるのか疑問でしたが、ジゼルがおばさん化してミドルクライシスに陥り、さらに魔法により「意地悪な継母」になるという設定はとても上手いです。
ただ、1作目の面白さがどこにあるかというと、おとぎ話のプリンセスがニューヨークの現れるといギャップにあり、舞台が田舎町なっているところで、もう全然違う話になってるんですよね。また1作目はプリンセスがどうやって幸せを掴むかという物語の行き先が明確だったのに比べ、本作は物語の行き先が曖昧で、何のためにヴィランと戦っているのかもよくわからず…。
決して退屈ではないですし、志の高い作品だと思いますが、結局、1作目が傑作であることを際立たせるだけの続編に過ぎないなぁという印象です。