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ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3のboringmanのレビュー・感想・評価

4.5
ストーリーのメインラインになる、ロケット・ラクーンの過去のシーンはとてもエモーショナルな気持ちになるのと同時に、とても奇妙なだと思いました。喋るアライグマとイタチやセイウチ、ウサギとのリレーションシップの話はとても良かったですが、見方によってはホラー味があるのでなんだか不思議な話でした。

ストーリー上で関心したのはガモーラの使い方とその結末でした。エンドゲームの顛末を見て、ジェームズ・ガンは思った通りの引き継ぎをしていなかったかもしれませんが、本作に出てくるガモーラはとても魅力的でした。そしてクイルとガモーラの関係性も非常に納得感のある結末で凄く好きでした。

残念なポイントはアダム・ウォーロックでした。この映画に出てくるアダムは僕の想像したアダムではありませんでした。詳しくは言えませんが個人的には残念です。

終盤で使用されたflorence and the machineのdog days overはGOTGがこれまで築き上げた歴史やファンに対する祝祭の様な内容で感動しました。負け犬チームのGOTGが銀河を救うチームまでに登り詰めたことを象徴していました。またその他にもradiohead,flaming rips, beastie boys,fatmの楽曲を無理なく素晴らしいシチュエーションで使用しててテンションあがりました。素晴らしい作品を作り上げたジェームズ・ガン監督ありがとうございました。

あとこれは僕の考えすぎなのかもしれないが明らかなノアの方舟オマージュがありましたが、MCUからDCへ脱出だ!という表現としか思えませんでした。ということで映画フラッシュ、お楽しみください。
 
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