さとう

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3のさとうのレビュー・感想・評価

3.9
厳かで、丁寧な作品でした。雰囲気は、アベンジャーズEGや、スパイダーマンNWHに近いものを感じました。
 しかし、サプライズ感に欠けた様な気がします。僕は、MCU映画の傑作であろうものは、予告から、ある程度展開を予想してから鑑賞するのですが、EGやNWHの時と違い、予想外の展開がほとんど用意されていませんでした。映画は、僕の想像を超えた体験を与えてくれるものだと信じているので、その点、期待外れでした。「エンドゲーム以来の最高傑作」というのは、言い過ぎだと、僕は感じました。
 とはいえ、GoGの最終回として、各キャラクター全員に、ストーリーと結末が丁寧に与えられていて、キャラクターを大切に扱う想いが込められていて、居心地のいい作品でした。ロケットのメイドインアビスは、最後、ほろりと泣けましたし、ピーターのラストシーンの余韻は素敵でした。
 サプライズやマルチバースで期待値を上げすぎると良くないですが、笑って泣けて心温まる家族映画が観たい方は、是非「ガーディアンズオブギャラクシー3」をお薦めします!
 ありがとうございました。

‘23年10作目
さとう

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