さとう

マーベルズのさとうのレビュー・感想・評価

マーベルズ(2023年製作の映画)
3.8
重厚感はありませんがサクッと観れる楽しい映画でした。興収予測が振るわなかったので期待値低めだったからか、結構満足して映画館を後にしました。
最近MCUは終わったという風潮が強くて悲しいですが、あのラストから少しずつ勢いを取り戻して、3年後のアベンジャーズちゃんと盛り上がって欲しいです。

感想詳細は以下

<一応ドラマ観てない人用のキャラクター紹介とかしてみます(適当)>
キャプテンマーベル/キャロルダンバース
 ・ドラマ「ミズマーベル」の最終回に登場
 ・カマラ(自室にいた)と急に入れ替わる
フォトン?/(キャプテン)モニカ・ランボー(白いスーツの人)
 ・ドラマ「ワンダヴィジョン」に登場
 ・ソード(地球で起こるSFな事件に対処するチーム)に就職
 ・指パッチンで消滅する前、病気の母(※)の傍にいたが、消滅から戻ると母は亡くなっており、後悔している
  ※映画「キャプテンマーベル」に出てるキャロルの空軍仲間
 ・魔女(ワンダ)が作った魔法の壁を通り抜けたことで、エネルギーを吸収したり、通り抜けたりする能力を得た
ミズマーベル/カマラカーン(赤と青のスーツの黒髪の人)
 ・ドラマ「ミズマーベル」に初登場
 ・MCUオタクでキャロルの大ファン(妄想癖がある)な高校生
 ・おばあちゃんからもらった腕輪(片方だけ)を付けたら、手から光の塊が出るようになった。得意技は、光の塊で作ったゴムゴムのピストル
 ・腕輪のせいで、過去へタイムスリップしたことがある
 ・兄の結婚式でノリノリなダンスを披露している
 ・どうでもいいけど、腕輪が発掘された場所にはテンリングスのマークがある(この伏線いつか回収されるのかなぁ?)
 ・家族との関係は良好で、彼女がスーパーヒーローであることを知っており応援している
 ・町で起こる事件を何度か解決している


<良い所>
・カマラのキャラがいい!
 カマラさんは、基本一般市民なので、観てて一番共感しやすいキャラクターでした。彼女は、ユーモアがある明るい高校生なので、キャプテン2人で真面目になってしまう場面を、和ませてくれました(IWにおけるトニーとストレンジの間に入るピーターみたいな感じ)。それに、彼女はMCUファンなので、彼女のとる行動は、MCUファンの僕にとっても楽しい行動でした。
・猫が多い
 可愛い猫が沢山登場します。しかし、狂気を感じるところが、ある意味新鮮で楽しかったです。
・スイッチするバトルスタイルが楽しい
 言わずもがなですが、バトルものによくある場所をスイッチするタイプの戦闘は楽しいです。途中でやってるスイッチの練習も3人の仲が良くなっていく感じで良かったです。
・ケビンファイギの介入
 ここ最近、MCUの統率が取れてない問題で、ケビンさんがこの映画から色々手を加えたという記事をなんかで見ましたが、そんな感じで、MCUファンが喜びそうなテコ入れが色々ありました。個人的に、物語中盤のあれや、エンディング直前のあれや、ポストクレジットは、サプライズ!でした。いいですね、今後の展開への妄想を膨らませられるところがMCUの良い所なのです。

<微妙な所>
・敵のラスト
 う~んって感じです。
・キャロルダンバースの内面
 映画って、キャラクターの心を掘り下げる作品と、アクションに極振りして面白展開でごり押してる作品とある気がするんですけど、今回はなんとなく中途半端です。多分キャロルさんの内面を少し掘り下げてるんですけど、僕にはあまり彼女の気持ちが理解できませんでした。超人すぎると、なんとなくピントが合いにくいですね。逆に、やっぱりカマラさんにピントが合っていました。
・なんとなく雑に感じる
 僕あまり記憶力とかよくないので、直感で話がちですけど、なんとなく細かい部分に雑さを感じました。今までのMCU作品よりも低予算に感じます。あと細かい話ですけど、たまに映画って「いや、それもっと早くやっとけば良かったんじゃないの?」とか「え、こんな大変だったのにそんな軽く扱われるん?」とかいうシーンがありますけど、それがやや多く感じました。
さとう

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