クリードだけではなくて、ロッキーもドラゴもヴィクターもみんなが様々なものと向き合って戦っている、めちゃくちゃ熱い映画だった。
個人的に持っている者がこれからどうして行くべきかよりも、何も無い者がガムシャラに挑んで来るほうが好きなので、自然とヴィクター側に気持ちが持っていかれてしまった。
父親に無理やり復讐の道具にさせられているのかと思っていたら、あの晩餐会のシーン…。出ていった母親として憎んでいたのではなくて、父親を捨てて出て行った母親として憎んでいたのかなと思った。
ヴィクターは無理やりじゃなくて、大好きな父親のためにあんなに必死に戦っていたんだな。
ラストは涙が止まらなかった。
あの試合でみんなが色々な重圧から解放された気がした。