塩

ガチ星の塩のネタバレレビュー・内容・結末

ガチ星(2018年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

博多弁が飛び交う福岡県。地元では顔も知られているほどのプロ野球選手だが、戦力外通告を受け堕落していく。そして自分の弱い部分により優しくしてくれる周りも傷つけていく。
競輪選手になって人生の再起を図ろうとするもののギャンブル依存症、アルコール依存症、煙草、不倫と欲望に負けてしまう。
競輪学校では年齢差もあり浮いた存在で年下の同期やコーチに舐められた態度をとられ、我慢できずすぐ反応してしまう。
年下の優等生が一生懸命自主練を行い努力をしている姿を見て質問。「これしかない」と答えて黙々と練習をする。自分がいかに甘かったかを再認識する。途中で自主退学をせず資格を取得。

レースに出るようになるも思うような結果は出ない。そこまで本気にならず中途半端な思いで競輪をする。本気で努力しているプレイヤーを見る度に自問自答、現実逃避をしてまた同じ日常。

そんな日々、レースで事故。自分が唯一認めているプレイヤー久松と接触事故。相手は重症、自分は軽症。久松のお見舞いに行き、リハビリをしている久松を見て一変。本気で競輪と向き合う。
しかし、久松復帰線レースに負ける。けど、努力した結果負けた清々しさがどこか気持ちいい。
塩