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ギャングースのqapのレビュー・感想・評価

ギャングース(2018年製作の映画)
1.5
この映画の本当の「敵」は誰だったかをまともに考えると、映画には一度も登場していない階層の人たちであって決して主人公たちが対立していた相手ではない、とゆう事実に対して言及するべきでは(話がスケールしちゃうけど)トリオそれぞれの家庭環境が劣悪であることは「個人」の問題ではなく社会構造の問題であるから、そこをスルーしてしまうとリアルとの接続が途絶える。ある行動に対してセリフで前置きする習性はワンカット長回しを演劇的にしていく、入江悠の場合はSRの人だからテーマをセリフ(リリック)にしていく、そこで好みが分かれるか。

フルハウス的な男性親による擬似家族形成ではなく「俺たち」を選択する物語だからか、物語をフォローする女性キャラが記号的な扱いなのも気になった、あと入江監督は食に興味がない監督なのかもと。
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