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キンキーブーツのchaooonのレビュー・感想・評価

キンキーブーツ(2005年製作の映画)
3.7
今年3月に松竹ブロードウェイシネマで上映したミュージカル版がとっても好きだったので、元になった映画版も鑑賞👠✨

正直やっぱりミュージカル版の方が好きだったけど、こちらはこちらでしんみりヒューマンで、これはこれでよかった✨

それと、このセリフがあの曲のフレーズに〜❣️っていう発見だったり、この映画からミュージカルを作り出したクリエーターの思惑とかが伺えて(単に妄想してるだけかも🤣)合わせて観てよかった😋✨
ミュージカル版と比べると思ったよりシリアスで、そこまで底抜けに明るい感じはないのないから、予想外!
これをあれだけハッピーミュージカルに仕上げたBWチームはやっぱり偉大🙌🏻🎶✨✨

ローラ役はなんとキウェテル・イジョフォー❣️
彼のドラァグ姿が観られるなんて、それだけで貴重😍✨
ミュージカルではないので、そこまで歌やダンスシーンはないけど、それでもチラリと出てくるパフォーマンスはテンション上がる✨✨
こっちはシリアス色が強いけど、キウェテルの演技力でズッシリと見せてる印象✨
幼いローラが冒頭で踊るシーンも良かったな✨✨

チャーリー役はジョエル・エドガートン❣️
BWオリキャスのスターク・サンズや日本版の小池徹平のイメージだと、若くて線が細いイメージだから、こっちのイメージがオリジナルかと思いきや、映画版のジョエルの感じと、松竹BWのキリアン・ドネリーが近いという発見☺️

ローレンはちょっと地味だったかな。
てか、ミュージカル版が弾けすぎなのか🤣

ドンのニック・フロストは荒くれ者というよりはちょっとおバカ度が高くて彼の持ち味のおかげか少し可愛い🤤

チャーリーが実は抱えていたローラへの偏見や拒絶もこっちの方がちょっと深刻で、終盤はすごく胸が痛くなる展開🥺
最近多様性について触れた考え方の中で、一見「多様性を認める」ということは受容していると思いがちだけど、単に「無関心なだけ」という場合があるというもの。
遠くで起きている問題には寛容になれても、いざ自分の身近で差し迫った問題になると、受け入れられない。
チャーリーも認めている素振りをしてはいても、いざ当事者として巻き込まれるとなると、本心では完全に受け入れていないというのが現実だったんだろうね。
だからこそ、ローラの懐の大きさというか、そこからのラストの展開は熱いわ❤️‍🔥

ミュージカル版では描かれてなかった、その後のローラやチャーリーの工場のメンバーたちの姿をラスト観れて、その辺も良かったなあ✨
エンドロールだけじゃなくて、フルでラストの歌は聴きたかった〜🥺
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