なつき

マローボーン家の掟のなつきのレビュー・感想・評価

マローボーン家の掟(2017年製作の映画)
4.0
めちゃくちゃ恐かった。怖がりなのに恐いの観たい人には最高の映画。

何かから逃げて遠くの地に越してきた親子。直後病で母が亡くなり、あとに残された子供達が見えない何かに怯えながら暮らす様が描かれるんだけど、その正体が中々焦らされる。

兄弟達しかいない筈の家で聞こえる物音や、何故か隠されている家中の鏡の秘密など、あとで思い返して見るとヒントはそこかしこにあったんだけどなるほどそっちか〜!って。

序盤の叫ぶ長女のシーン、時々出てくる意味深な天井の染み、兄弟達の会話でぼんやり推測はしてたけどあれもこれもミスリードだったねって。

いちいち不穏な物音に身体が衝撃に備えてぎゅってなるし、単独行動のシーンとか、すごい心臓ばくばく言うんだけどわかりやすくバーン!って姿見えるとはなりそうでならず、途中で穏やかなシーンが挟まれれば挟まれるほど不安が増す仕様です。

はやく結に向かって加速してくれってガクブルしながら観てたのに終わったあと内容思い返すと悲しくて泣きそうになお話でした。

スリラー通り越してっつーかあんなんもはやホラー映画だったわ!!!(震え)
なつき

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