森の中の屋敷で暮らすマロー・ボーン家の兄弟達。
彼らには忌まわしい過去と秘密があり、長兄のジャックが21歳になるまで、隠れて暮らす事を誓っていた。
家中の鏡には布をかけ、不要な外出は禁じられていた。そして時折、屋根裏からは奇妙な物音が響いてくるのだった。
屋敷モノのホラーかと思いきや、そうくるか!という感じ。
後から思い返すと伏線になっているところは沢山あって、なんでそこのカットからこのカットに繋がるの?って少し不思議だったところも、謎が解けるとなるほど上手い構成になっている。
序盤から中盤にかけてはミステリーやスリラーとしてハラハラして楽しめるし、種明かしからはジャック兄弟への深い愛情と彼を理解し受け入れるアリーの愛に、思わず泣いてしまった。
最近涙腺が緩くて困る。
ホラーっぽいジャケ写に騙されたところはあるけど、ホラーではなかった。逆にホラー苦手な人にもオススメしたい。
個人的には凄く好みの作品でした。
これ劇場で観ればよかったな。