そこそこよく出来ている映画という見方と、六道輪廻餓鬼道的などちらも救いようのない憎悪復讐劇にうんざりする心情、半々という感じ。
よく出来ているとは言っても看守のあやふやな言動に主役男子が余りにも簡単に欺かれ過ぎ。
しかし、他人の飼い犬に息子が足を噛まれたくらいでショットガンぶっ放して復讐する狂暴単細胞の男であれば、それも仕方なしなのかと納得出来ないわけでもない。
それにしても…という思いは残るけれどもね。
何れにしろ、集中視聴させられはしたが見て愉快な気分になる映画ではもちろんないし、多少よく出来ているからといって称揚したくもない映画。
野放しの銃社会アメリカではこれ程込み入った方法ではなくてもいつ果てるとも知れぬ輪廻的復讐劇が日々発生しているのかもしれない。