theocatsさんの映画レビュー・感想・評価

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しあわせの隠れ場所(2009年製作の映画)

3.6

ガタイはいいが大人しいホームレス黒人青年をなぜか家に招き入れ世話を焼き、ひいては養子にまでし、アメフト選手としての資質を伸ばし、苦手な学業のケアまでした上で、有力大学の特待生となるまで育て上げた「裕福>>続きを読む

博士と彼女のセオリー(2014年製作の映画)

3.6

ほぼホーキングに関しては知らなかったも同然なので、「病気は先天的なものではなかったのか・・」とか、「結婚していて子供もいたのか・・」など目を瞠らされてしまった。

こういった物理や数学の有名博士伝記映
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カンゾー先生(1998年製作の映画)

3.2

終戦間際の瀬戸内岡山県、戦中日本に蔓延している「肝臓病」の解明に心血を注いだ医師がいた・・・

なんていうシリアスドラマではなく、ちょっとコメディがかかったフィクション群像ドラマ。
麻生久美子のややセ
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ピカソ-天才の秘密/ミステリアス・ピカソ(1956年製作の映画)

4.5

コマ送り編集によるピカソの絵画制作ドキュメンタリー映画。

短時間コマ送りなので実に簡単に「ピカソ絵」が出来上がっていくと錯覚するが、一つの作品を仕上げるのに5時間とかかかっているとのこと。(そりゃそ
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どら平太(2000年製作の映画)

3.5

心底唸る位充実していた。とまではいかないがそこそこ楽しめたコメディ調痛快時代劇。
テレビ時代劇的な質感だったけれど、俳優陣はかなり豪華で「芸の厚みと幅」が感じられたのは大きなポジ点。
映画全体の仕切り
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モンタナの風に抱かれて(1998年製作の映画)

3.4

いやー・・長かった・・笑 

レッドフォードはモンタナの景観と空気感をこれでもか!と盛り込みたかったに違いない。
だから事故で足切断、義足となったスカーレットヨハンソン(がきんちょ)と、傷つき怯えきっ
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ノートルダムの鐘(1996年製作の映画)

3.2

タイトルを見て最初はぴんと来なかったが、ノートルダムの○○し男のことかと合点。
確かにひどい差別用語だからな・・・

内容に関しては可もなく不可もなく、オーソドックスなディズニーアメリカンアニメ。

デルス・ウザーラ(1975年製作の映画)

3.5

30年くらい前にレンタルVHSで観た時は、正直芳しい印象は持てなかったのだが、他の黒澤映画でも(小津映画もそう)時間をおいての再視聴でネガ印象がポジティブ印象に変わるケースがあるので、そうなることを期>>続きを読む

ブエノスアイレス(1997年製作の映画)

3.2

ゲイ映画は大っ嫌いだが毛嫌いして見ないのも良くないと思う。

何が嫌いってホモラブシーン。全く胸糞悪くなるが、それがいいって奴が一定数いるんだからどうしようもないよな・・

まっ、そういう生理的にダメ
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ワンダー 君は太陽(2017年製作の映画)

3.2

生まれた時から顔が奇病らしく何度も整形をし、親による家庭教育を受けていた子供がいよいよ学校に通うことに。
当然心配されるいじめや差別などを乗り越えることができるだろうか?・・・

いかにもアメリカ映画
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海がきこえる(1993年製作の映画)

3.5

宮崎アニメほどではないがたまに見たくなる作品。

キャラの作画が自然体。高知ロケ(生まれは全く違うが地方の空気感がどこか懐かしい)。高校青春あるあるで共感できる。などポジ点が多く、かつ70分と短く気楽
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世界でいちばん貧しい大統領 愛と闘争の男、ホセ・ムヒカ(2018年製作の映画)

3.1

それまではタイトル素通りしていたが「アンダーグラウンド」のクストリツァ監督作品と知り視聴。

ウルグアイ軍事政権下では政治犯収監されていた主役のムヒカさんが、どういう経緯で大統領になれたのかは良くは分
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運び屋(2018年製作の映画)

3.0

「ヤク運び屋としての頑固だが気ままな老人役としてのイーストウッドはいいとしても、演出が大人しすぎるので監督は別なのか・・・」と中盤位から思っていたが、監督もイーストウッドでした笑。

「大物ヤク運び屋
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エド・ウッド(1994年製作の映画)

4.0

10年ぶりくらいの再視聴だけど今回も結構楽しまさせてもらった。笑

思い出せばこの映画を見たことで「死霊の盆踊り(※ただしエドは脚本のみ)」にたどり着き、余りの糞っぷりに睡魔をこらえもだえ苦しみながら
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藁にもすがる獣たち(2018年製作の映画)

1.8

うーん‥率直に面白くない!
日本人が原作らしい「因果は巡る、”輪廻式バイオレンスミステリーサスペンス”」の韓国仕立て映画。

不満点はコメディまではいかないにしても度が過ぎたゆるゆる演出のせいでハラハ
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海街diary(2015年製作の映画)

3.6

何かと引っ掛かることの多い是枝映画の中では「穏やかな心境」で見ることのできる作品の中の一つ。

個人的には鎌倉の空気感を堪能したくなった時に眺めるムード映画だな。笑

後、鎌倉の旧家に住まう4姉妹とい
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テルミン(1993年製作の映画)

3.3

ドラマ映画と思いきやドキュメンタリでした。苦笑

音的には極めて奇妙な電子楽器「テルミン」。
しかし、アメリカにおいてはかなりセンセーションを巻き起こし、演奏会での成功を皮切りに商業映画でもかなり用い
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アルキメデスの大戦(2019年製作の映画)

3.1

「戦艦大和建造、その真の理由とは!?」・・・
フィクションでもストーリーの着想にはある程度の面白さは感じた。
ただし、演出の軽さ、深みのなさは残念とも感ずる。

山崎貴監督ということで得意のCG面はと
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アンダーグラウンド(1995年製作の映画)

2.6

もういつ見たのか思い出せないけれど、初鑑賞した時は芳しい印象を抱くことなく怪訝さだけが刻印された作品。
長い年月を経て何らかのポジ点を見出すことができるよう成長したかもしれないと再視聴したのだが・・・
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愛の奴隷(1976年製作の映画)

3.3

舞台はボリシェビキ革命がおこる直前くらいのロシア。
トーキー映画撮影現場という設定。

序盤はまるでイタリア映画のような軽妙洒脱さで、全くソ連映画らしからぬ雰囲気。
ところが、中盤過ぎ「帝政軍隊による
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ガッジョ・ディーロ(1997年製作の映画)

4.2

冬のルーマニア・ジプシー(ロマ)村落を一人とぼとぼ歩くフランス人青年。
あるロマ女性シンガーに会うことが目的らしいが、言葉が通じない素朴なロマの人達との微笑ましい交流や、ただならぬ「色恋」が描かれる。
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ジプシー・キャラバン(2006年製作の映画)

4.1

古代インド北部の民族に端を発し、ヨーロッパへとたどり着き住まうに至るジプシー。ロマとも言われる彼らの音楽は稼ぎを得る重要な手段。

そんな各国のロマ音楽隊や舞踏隊が一堂に会しアメリカツアーを行うことと
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フロスト×ニクソン(2008年製作の映画)

3.9

公的には悪びれることも謝罪もすることなく大統領を辞任したニクソン。
しかし、そのニクソンに私財をなげうって超高額のギャラを支払いインタビューを申し込み、アメリカ国民が待ち望んだ姿を引き出した「トーク番
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ザ・サークル(2017年製作の映画)

3.8

下らないメリケンコメディかと思ったら意外にシリアス。

行き過ぎたSNS社会が招く「起こりえそうな極端なエピソード」を描いた映画。

要は民主主義国家の自由社会における「私企業」であるにもかかわらず、
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ベイビー・ブローカー(2022年製作の映画)

1.7

うーーーん・・
最初から監督が是枝というのがわかっていたし、序盤で早くも「見通しが悪くメリハリがない」彼のネガ面ばかり目について、韓国的メンタリティと全然かみ合っていない印象が増していくばかり。

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わが街(1991年製作の映画)

3.1

よくあらすじを読まず見始め、主題が何だかよく把握できなかったよ。

カーハンディフォン出始めだが個人用携帯電話は普及する前のアメリカロスアンジェルスが舞台。
ある白人弁護士がギャングに絡まれているとこ
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ポーラー・エクスプレス(2004年製作の映画)

1.0

トムファンクスが贈る、「欺瞞に満ち満ちたグロテスクなアメリカ流クリスマス・サンタクロース物語」

まーったく、こんな反吐が出るような甘々嘘まみれ夢見ストーリーを、立体リアリズム3Dで見させられた日にゃ
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肉体の悪魔(1947年製作の映画)

3.0

「抑制の美学」ゼロ!!ずぶずぶ不道徳不倫の極めて不愉快な映画。なんだけどそういうテーマだから仕方ないね苦笑

フランス流せっかちさが支配的雰囲気で、人妻と高校生の恋の盛り上がりも「えっ、そうなるの??
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家の鍵(2004年製作の映画)

3.3

パッケージに書かれてある程の感動作ということはないが、知的・身体的障害を持つ少年と、生まれた時に責任放棄した父親が15年という月日を経て初めて出会い、戸惑いながらも父親としての自覚を持つまでを描いたこ>>続きを読む

遙かなる帰郷(1997年製作の映画)

3.1

実話ベースという点に価値はあるが、あまり深刻味が感じられない「アウシュビッツ収容イタリア系ユダヤ人が解放され、イタリア故郷に帰るまでの数か月の旅路」

映画名は忘れてしまったが、ロシアの捕虜となったド
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アバウト・タイム 愛おしい時間について(2013年製作の映画)

1.4

随分ライトで都合良すぎな「過去時間戻り能力」を乱用しまくるストーリーと、序盤から鼻白む。

男系遺伝子のみに受け継がれる「時間戻り能力」らしいが、それなりにタブーというかルールがあるようで、その「肝」
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ミッション・マンガル 崖っぷちチームの火星打上げ計画(2019年製作の映画)

4.6

うん、これは文句なく楽しめた火星探査打ち上げロケット・ヒンディースポ根エンターテイメント!!

実話ベースというのがまず驚くが、脅威の低予算でいかに工夫を凝らし「一回目で火星探査船周回軌道を成功させた
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ローズマリーの赤ちゃん(1968年製作の映画)

3.4

当時としてはホラーだったのかもしれないが、現代的には「悪魔儀式絡みのスリルサスペンス」といったところ。
現代風にリメイクするなら恐怖演出と特殊効果をてんこ盛りにするだろうが、56年前はこの大人しい控え
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母性(2022年製作の映画)

2.9

パッケージの奇妙な写真雰囲気とあらすじに「引きずられ」どんなもんかと視聴開始。

うーん、誠に奇妙奇天烈な「怪奇ファミリーストーリー」でありながら微温・生温さが終盤までまとわりつきつつも、最後まで「ど
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ねことじいちゃん(2019年製作の映画)

3.0

猫写真家:岩合さん初監督の猫映画ということで完成度に期待はできないだろうけど、ロケ地の離れ小島のまったり感が味わえればと視聴開始。

しばらく経ってから少し驚いたのが猫がものすごく人なれしていたこと。
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パルムの僧院(1947年製作の映画)

3.2

スタンダール原作を映画化した1947年フランス制作物。
いやー・・3時間は疲れた・・・

あまり筋を知らず見始め、序盤は色男のジゴロストーリーかとげんなりしていたが、人妻に手を出して後をつけ回していた
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