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生きてるだけで、愛。の0のレビュー・感想・評価

生きてるだけで、愛。(2018年製作の映画)
4.0
「ウォシュレットの水圧が上がって、貫通してくるかもしれない。」っていうのが、ウォシュレットでは思わなかったけど日常の世間の人が何も意識しずに利用していたり、できたりする事が精神が不安定だと過剰に最悪を想像してしまって本気で怖くて生活がままならないとかよく分かる。
今だにガスコンロで火をつけるとき、ガスが漏れてて引火して火事になったり火傷する想像をしてしまってコンディションによっては手が震えたりする事もあるから、何か似たような違うかもしれないけど、自分にとってはその感覚は全然分かるなと思った。
火は共感を生みやすいかもしれないけど、映画館で映画を観てる時、後ろの人に刺されるんじゃないかという恐怖で何も内容が入らなかった事もあるし、それも何となく近い気もする。
日常生活をスムーズに送るには、想像力が自然に働いてしまう事を減らしていく作業でもあると思ってて、それを慣れとも呼んだりするんだろうなと思う。
意識する事をいかに少なくするかで、生活のしやすさって本当に変わるよなと思う。
他人事じゃないなと思ってみてしまう映画だった。
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