くらげ

生きてるだけで、愛。のくらげのレビュー・感想・評価

生きてるだけで、愛。(2018年製作の映画)
5.0
やっぱり人間って環境次第で

自己中だから、自分が調子いい時は他人の事はそんな気にしなくなるし逆に自分の調子悪いと外界からの影響を敏感に感じやすくて、なんでも受け入れてくれる人に頼ってしまう

アイデンティティを確立していくときに自己を肯定してくれる人がいなければ一生自分のことがちょっと嫌いだし、自分を守るものが未熟な自分しかいないからちょっとしたきっかけで躁鬱や鬱になりやすい。

寧子が裸で踊るシーンが完全に躁の症状で心配になるくらい。映画だからとかじゃなくて本当に躁鬱という病気は鬱から躁に切り替わるときの行動力がすごくて、勢いでなくなる方もいる。他の人のコメントにエモい音楽流して裸で踊らせてるのが〜 とあったけど、躁鬱という病気の突発性を表されていて学びになる映画だとも感じた。

心の病気と無縁な環境の人でもせめて症状の理解くらいは出来ないと加害者になり得るなと思った。環境は選べないけど自分がどうありたいかは自分次第
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