ラストの寧子(趣里さん)すごく綺麗だった。
なによりフィルムの映像が作品をより際立たせてる。
散らかった雑多な部屋も、錆びれた鉄柵の屋上も、晴れ間のない曇り空でさえも。。
美化されてないその風景が日常的で、
主人公の寧子と津奈木の情景がよく伝わる。
もちろん主人公のエモさが凄いんだけど、そこがミソで、エモーショナルな寧子(趣里)と無機質で包容力のある津奈木(菅田将暉)。
そんな寧子を演じた趣里さん、凄く良かった!
そしてやっぱり菅田将暉は凄い。
無機質で防御的な津奈木。
その中で漂うわずかな色気と包容力。
凄く魅力的だった。
分かり合えるのは一瞬でいいんだ。と思えた作品だった。