鬱で過眠症、感情を激しくさらけ出すヒロイン、趣里。
前情報で聞き、予想していた以上にやばい女だった。
気分の沈んでいる時に見ると、こちらまで頭がおかしくなりそうになる。気分の落ち込む作品。
でも、こういう人は今の日本には少なからずいる。どうしたら、この子はここから這い上がれるんだろう…自分はここにはいきたくない…などと色々と考え、自分はここまで酷くない、とホッとしたりもする。
津奈木はどうして、この人と一緒にいられるんだろう…ここから救い出してあげたい…と心底思った。
もう一度見たい、と思えるまでには、しばし時間を要する。
ただ、趣里さんはすごい。熱演。
彼女のお芝居は間違いなく評価されるべき、代表作となりうる作品。