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生きてるだけで、愛。のharukaのレビュー・感想・評価

生きてるだけで、愛。(2018年製作の映画)
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主人公が笑顔のシーンほど、みていて涙が溢れた。世の中いい人も悪い人もいなくて、私たちが関わるか無視するかの2択なんだと思う。意地悪そうに見える安堂も、実は寧子のためになっているように見えた。きっと私たちは、今まで関わってきた大好きな人たちと、大嫌いなあいつで出来上がっているのだと思う。
津奈木には無気力さや無関心が目立つけれど、平和な日常で空回りしてしまうような熱量を隠していた、あの人間らしさが大好きだ。パンフレットにある、分かり合えないと言ってしまうことは必ずしも遠ざかることではない、という言葉には救われたし、友達と一緒に映画館を出たあと、感想なんて言わないでいいくらい通じ合えた気がしたし、イルミネーションが綺麗に思えないくらい、「わたしたちはもっと美しいものを知ってる」みたいな気分になった。いろんなことを考えた。本谷有希子さん好きだなあ
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