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パドマーワト 女神の誕生のzzyyのネタバレレビュー・内容・結末

パドマーワト 女神の誕生(2018年製作の映画)
1.6

このレビューはネタバレを含みます

まさかこんな話だったとは…
最初に「殉死」というワードでクレジットが出てきたから、え?と思ったけど…

あの…私が期待していたインド感満載、バーフバリっぽいのとは全く違くて何とも言えない気持ち…😐

2/3くらい前半は、なんやこのペラッペラの薄い物語(昼メロかよ!)、見所は豪華絢爛な宮殿と衣装しかないやんけ、人物のバックグラウンドとか浅過ぎて感情移入出来へんわ(これに関しては最後までそうでした)と思って観ていたのですが、
パドマーワティ王妃が覚醒するあたりから、
段々と面白くなってきました。ちょっとだけね。
つまり、「殉死」に向けてですね。
そりゃ、あの殉死シーンは盛り上がりますよ。
だって、皆大好き死ぬ死ぬシーンだもん。
(が、盛り上がらない!皆大好き「殉死」の死ぬ死ぬシーンなのに私の心の中、そこまで盛り上がらないんです)

色々引っかかるんですよ、
音楽も響いてこないんすよ、
・アラーウッディーンの小物感
・戦士を奮い立たせるスピーチ、あれじゃダメだって笑
あんなスピーチじゃ誰もついていかねーよってくらいペラッペラの心に響かないスピーチで、
戦士達が何故か奮い立つ謎

&敵地テント内でお風呂に入ってる時、寵臣マリクが歌い出す時のコレジャナイ感(寒いミュージカル感、突然歌い出す寒さを感じる)

・人物描写が浅過ぎてどの登場人物も小物感、
何も凄味が無い。
パドマーワティは、確かに美しいし、僧侶の問いにもスラスラ答える。「民にも愛され」って語られるけど、何をやったの?他にどんな魅力が?
殉死する前から崇め奉られ感凄いけど、
美しい以外に他の魅力が伝わってこない。

・ラタン・シン、撫で肩過ぎない?笑
ちょっと、パドマーワティと並ぶと、
細いし、小さいし、もっと鍛えるか大柄な人のが
威厳のある感じが出せて良かっと思う。
どうも、ラタン・シンが何を言っても、
あまり魅力的に見えず…説得力ないんだよね。
で、お前、「義」「義」言わず、
2回もチャンスあったんだから、アラーウッディーンの首、取っとけよ!と。

・ラタン・シンとパドマーワティが恋に落ちるの、何で?そこ、軽過ぎない?全然納得いく描写がないんだよ。
この映画、そういうちゃんと納得のいく描写全くないんだよ!

・あと、よく分からないのが。
僧侶、何で覗きに行ったん?
自分より出来そうな奴(パドマーワティ)来たから焦った?
で、何でパドマーワティ、僧侶、追放までしたん?パドマーワティの気の強いっていう性格から?


あの踊りは圧巻ですよ。クルクル回って超綺麗。見所ですよね。(グーマル踊りのシーンの映像は本当に綺麗だし、何度も観たくなるくらい。)
豪華絢爛な衣装に踊り。
最後に殉死。(でも盛り上がらない!)
正直、私の期待するものでも、好みでもなかったし、点数はストーリーにはゼロ点、
衣装やグーマルの踊りに対して評価します。そんだけ。

あと、やっぱりこのラストに納得いかない。(これを「女神」にしちゃダメでしょ。)
そうするしか無いって分かるけど、これを今描く理由って?
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