よかったです。
箱の中身が気になって仕方ないです。
少年の不安定さとロシアの寂しさ苦悩さを象徴したような一作。
彼は誰なのか、何故帰ってきたのか、12年間どこで何をしていたのか、謎に包まれると人はどうしようもない不安を感じるし、警戒するし、攻撃的になるんですね。
バックミュージックがほぼなく、セリフも少なく、その分出演者たちの表情視線が光ってました。一触触発なシーンが多いのですが、その中でどうにか幸せな結末をと思わずにはいられなかったです。
兄役を演じたウラジミール・ガリーンは撮影後まもなく、不運にも湖で事故死しています。