父、帰るの作品情報・感想・評価

「父、帰る」に投稿された感想・評価

ズビャギンツェフは本当に良いよね

どの時代の人が見てもわかるんだろうなーという普遍性がいつもある
yoshiki

yoshikiの感想・評価

3.8
父の思いは、死を通して始めて伝わったのかと思うと、少し複雑な気分…
12年分の隙間を埋めるのはそんなに簡単ではなかったので、その隙間を埋めるために死が必要だったのかなと思ってしまう。

父があれだけ毅然とした態度を作り込み、越えるべき大きな障壁として子どもたちに接していたこと、
またその焦りにも取れる、急ピッチな教え方を見ると、
父の「用事」とは、死ぬことに近い、何かだったのかなと感じる。
これからずっと一緒にいられる訳ではないと、そんなことを理解していたような…

と、たくさん考察の余地がある謎だらけの映画だけど、
何より役者3人の演技が素晴らしい!それだけでも見る価値があると思った
ナカ

ナカの感想・評価

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2012/1/4

実に美しい映像だった。
傍観している感じが拭い切れなかった。
ばたこ

ばたこの感想・評価

3.5

このレビューはネタバレを含みます

普遍的な真理を描きつつ、解釈に幅を持たせた映画は評価される傾向にあると思う。他のレビューを見ていると今作はその類なのかなと。

「不器用な親心」というテーマを、重苦しく描いた作品。12年も自分達を放ったらかしていた父を名乗る人が、高圧的で暴力的に接してきたら、子は親の心を知る由もない。作品が暗喩してる事は何となく分かるけど、全体的に暗いし、胸糞悪さを感じた。これだけ見て決めつけるのは如何なものかと思うけど、ロシア映画は苦手かもしれない。



説教くさい
母が床につくシーン、多分夫誘ってた
露出度高く微かにおめかししてた

イアンの行動が不自然
殺されると思い気が動転して、自殺を図ろうとした?冒頭のシーンが伏線。

男なら自分のケツは自分で拭け
泥棒少年、車輪を沼から外す、無人島へのボート漕ぎ、キャンプのテント、ミミズ取り

約束は守れ
昼飯食う場所探し、釣り時間内に戻る約束

親に従え
逆らったら体罰。これは日本の昭和的慣習だけど、ロシアでは今も普通なんだろうか。

ロシア人はあまり笑わないのがお国柄?
少し怖い
気温が心の暖かさに比例する?
寒いと非活動的になる→他者との交流が減る→内省的になる→笑う機会も減る

BGMもカットも暗い
確かに衝撃のラストだわ。長い間会わないと、親子の間には深い溝が生まれる一方で、お互いが血によって結びついている残酷な現実。よくよく考えると、父が一番哀れで可哀想
sokwtkhr

sokwtkhrの感想・評価

4.4
父親の目的とは?

父親にとって、そして私たちにとって子供とは何なのか。

弟に伝えたかったことは、男らしさだけではないと思うし、子供を愛していた事は間違いないと思う。
父親の最後の必死さが物語っていると思う。

でもそれは、父親のみが知ることである。箱の中身と同じように。

そういえば、父親はキリストのような格好してたな。
・兄弟が家に帰った時、父親は青い布団を掛けて、キリストのような格好で眠っていた。
・最後も、船の上でキリストのような格好で眠っていた。

映像的にも、一瞬モノクロだったかと思う頃に現れる鮮やかな青の色彩、父が寝ている時に掛けていた布団や海の青が眩しかった。

役者の演技もいいし、緊張感ある静かな映画だけど、この空気を心地よく作れるのは素晴らしい事だと思う。

ただ長回ししているだけの映画ではない。
重い空気でも退屈ではなく、難しいのに思考停止しない。

箱の中身や父親の行動の意図など気になる事はたくさんあるけど、もう一度観てもわからないかもしれない。

でも、考え過ぎと言われても、私はもう一度この映画を観ると思う。
obwnsgz

obwnsgzの感想・評価

5.0

このレビューはネタバレを含みます

アンドレイ・ズビャギンツェフ監督のロシア映画。
父親が久しぶりに帰ってきて、息子たち兄弟と出かけるが、事故で死んじゃう話。
弟が生意気で終始ムカついたが、最後、父親が事故で死ぬという結末が衝撃だった。
アンハッピーエンドではあるけど、後味が悪い感じもない、なんともいえない後味が残る映画。
sunaon

sunaonの感想・評価

3.4
2003年鑑賞。親子の涙ものだと思って見てしまった。えええ!という感じだった。ある意味見るのが早すぎた。
あ

あの感想・評価

5.0
スクショをいちいちとりたくなるような、絵画みたいなショットが何度も出てくる。とても美しい。うっとり。突然帰って来た父親にスパルタ教育うける兄弟が可哀想で可哀想で。でもお父さんかっこいいんだよ。職業漁師ですよ??

ただおにいちゃん役の男の子、水難事故でなくなってるのよね。

カメラもって楽しそうにしているところかわいかったな~~
たらお

たらおの感想・評価

3.8
よかったです。
箱の中身が気になって仕方ないです。

少年の不安定さとロシアの寂しさ苦悩さを象徴したような一作。

彼は誰なのか、何故帰ってきたのか、12年間どこで何をしていたのか、謎に包まれると人はどうしようもない不安を感じるし、警戒するし、攻撃的になるんですね。

バックミュージックがほぼなく、セリフも少なく、その分出演者たちの表情視線が光ってました。一触触発なシーンが多いのですが、その中でどうにか幸せな結末をと思わずにはいられなかったです。


兄役を演じたウラジミール・ガリーンは撮影後まもなく、不運にも湖で事故死しています。
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