ar1shi

旅するダンボールのar1shiのレビュー・感想・評価

旅するダンボール(2018年製作の映画)
4.5
めっちゃ好きな映画やった◎

皆生きてきた環境が違えば常識は人それぞれで、だから一般社会て言葉がもう私は嫌いなんだけど…でもそこから考えるとオフビートな人で笑(褒め言葉)

使われる事で出る窪みやシワや擦れが旅を物語っていて、色んな形跡が刻み込まれてる。それを見てこの物がどんな旅をしてきたのか語りかけて想像する、言葉じゃない想いがつまってる。物は使って初めて魅力が増す。
て言う島津さんの言葉の数々が凄く印象的。

SDGsが嘆かれるようになった昨今
ようやく時代が島津さんに追いついたんだなーと。

価値が無い、役目を終えたと思われるモノも
発想の転換で価値を投じるのはその人次第。

この取り組みを通して考えるきっかけを与えられる事が最大のメリットだね。

こうやってモノを大事にできる人は全てに対して愛情深く向き合って付き合いができる人が多いな〜とつくづく思う。

他のユーザーの感想・評価

vanilla

vanillaの感想・評価

2.8
私にとって段ボールはゴ◯ブリの発生源でしかないので、家に段ボール(しかも拾ってきたような…)があるという状況が恐怖でしかないんだけど、そのへんの対策はどうしてるのかが気になった。何もしてなさそうやけども。
ゴミ捨て場から勝手に物を持っていくのは日本では少なくとも窃盗なんだけど、海外では大丈夫なのかな…?この人わかってなさそう。

私には収集癖がないので、ひたすらに段ボールに恋をして生きているこの主人公のことは素直に素敵だと思った。
デザイン的な視点から段ボールを生き生きと語る姿も可愛らしい。
アート系の事情はわからないけど、Potatoすら読めなくても多摩美って入れるし世界を旅できるってのは夢がある話。

ドキュメンタリーとしては本当にダメダメで、ただの電通のSDGsの押し付け及びノースフェイスの広告。ノースフェイスさん、マイナスイメージなってますよ〜
インタビュアーの女性声入りすぎ。水曜どうでしょうちゃうねんから。ドキュメンタリー映画見たことある?ゴミがゴミじゃなくなった!超かわい〜!って騒いでる子もわざとらしい

財布買う金がなくて自分で作った話はいいと思うし、欲しい人が2万3万出して買うのは好きにしたらいいと思うけど、私にはゴミにしか見えない。ゴ◯ブリの巣やん…
最初財布プレゼントされた人普通に困ってたし、手作り押し付けてくる人っているけど、正直小学生からのやつでも要らんので、押し付けはよくないと思う。


=͟͟͞͞⚔️ あちゃん vs まさやん

〖しりとり対決〗



⚠️ ルール
﹋﹋﹋﹋﹋﹋﹋﹋﹋﹋﹋﹋﹋﹋﹋﹋
・映画のタイトルでしりとり
・フィルマ記載の邦題(サブタイトル込)
・濁点半濁点は付け外し可能
・受け取り後1週間以内に回すこと
・ハッシュタグ #タイトルしりとり

﹋﹋﹋﹋﹋﹋﹋﹋﹋﹋﹋﹋﹋﹋﹋﹋

𝚂𝚃𝙰𝚁𝚃🎌:フィルマーク[ス]
→スティルウォー[タ]ー
→旅するダンボー[ル]


‎𓂃 𓈒𓏸



段ボールが大好きな島津さん
彼は日本のみならず全国の段ボールを拾い集め
段ボールから財布や名刺入れ、小銭ケースなど
様々な物を作る段ボールアーティスト。
そんな彼が魅せられた1つの段ボールの
ルーツを辿っていくドキュメンタリー


-


みんな変わった収集癖ってない?

私が集めてるのはお香と香水と漫画。
捨てられない収集癖は
ショップ袋とブランド物の箱📦
どんどん押し入れに溜まってる( 笑 )

そんな私にはかなり興味をそそられたこの作品






彼の作る段ボール財布は1万円で売られていて
嵐の大野くんは
「9万円の価値がある」と言ったほど。

作中に出てくる島津さんの作品はどれも
段ボールなのにアート作品のような出来で
かっこよくてオシャレで独創的。
誰にでも作れて個々の個性が出る作品であり
ゴミから価値を生み出す行為に魅力され
人気が出ているのだろうなと思いました。





そんな島津さんが魅せられた
ひとつの日本の段ボール。
ジャガイモのキャラクターの入ったそれは
誰が作ってどこから来たのか
段ボールの里帰りをさせてあげる計画を実行する

そのキャラクターをデザインしたのは
もう引退しお孫さんもいるおじいちゃん。
会いに行っておじいちゃんのデザインした
段ボールで作った財布を渡すと
隣で奥さんがぽろぽろと泣き出す……

この5年で夫は記憶が薄れてきて
もう忘れていってしまうかも知れないと…

段ボールのデザインは病気になる前
夫がバリバリ働いていたころの思い出を
奥さんに呼び戻したのだろう。





道端やゴミ箱に雑に捨てられている段ボール
そのデザインをしっかり見た事があっただろうか
ゴミとして廃棄されるそれは
誰かの作品であって宝物なのかも知れない

そう思うと私は余計に
今家にある箱を捨てられなくなった。
だってあれは彼が私にくれた物で
箱を開ける時の思い出も大切に残っているんだ



捨てられるだけの段ボールが
誰かの大切なものとなり価値がつく。
誰かのゴミは他の人の宝物
価値はその人にしか分からない。


ドキュメンタリーには点数はつけませんが
とてもタメになるいいお話だと思います

島津さんの展覧会や
お店に行ってみたくなりました


‎𓂃 𓈒𓏸



まさやんと面白い事がしたくて
何気なくしりとり始めてみた(* 'ᵕ' )☆

キラーパスは出したいが
私は見たいと思ったものしか見たくないので
作品探しの一環としても楽しみます💡

楽しそうだなと思ったら皆も誰かとやってみて✨
#タイトルしりとりで追いかけます🏃‍♂️


次回まさやん!「ル」です!
cuumma

cuummaの感想・評価

4.0
たかが段ボール、されど段ボール

段ボールに愛着を持つ島津サンに、最初面食らいましたが、その愛を創造に変えていく彼のエネルギーに感動しました。

島津サンは純粋な方だけに、大手企業が便乗したように名乗り出ているのが気になります。
原油入りキーホルダー,プロ野球チップス空袋,ロシアポルノ雑誌,イスラエル段ボール,モロッコ選挙ポスター,キノコ観察帳,徳之島potato,野菜ゆるキャラ,湿らせ薄皮剥ぎ,ゴム印字手彫り職人,樹脂フィルム,眼鏡橋,宮内いよかんピンク船舶,社長手渡し,野外ワークショップ,さつまいもチップス物々交換,potato未使用樹脂版,お宅訪問,嫁涙,丸尾さん手渡し,ピッツバーグゴミ漁り,焼きそば段ボール,古ビル再活用ホテルワークショップ,廃棄ゼロで遊ぼう!展in上海,空港
先日観た「ガレージで」ネタ、えーっと…サ…サーキュラーエコノミー…的なことを、実践している!
驚きの体現者!のドキュメンタリー。

ア…アップサイクル…というヤツらしい…

使用済みダンボールに、第二の生命を与えた功労者、島津冬樹さん。

その素直な感性と、たゆまぬ努力に敬服する。すごい人だ。

たしかにスーパーなどで見かけるダンボール📦には、いいな、と思うものがあるけど、コレクションするには嵩張るし、汚れも気になる。
でも、それらを驚異的な整理能力と、豊かな想像力&創造力で、一大コレクション、ムーブメントに仕立て上げてしまったというのだから呆気に取られる。

美術館で一万円で売られたというダンボール財布。買った人はまだ使っているのだろうか。耐久性が気になる。

なにかを一心に追求すること。
その熱意の先には、見たことのない地平が拓けているのですね。

ガレージで友人に話したくなる楽しいネタでした。

あの一夜干し📦を再利用だっ!

(すでにインテリアとして機能?)

✨🚙✨🚗✨📦✨🚙✨🚗✨


電通時代の上司、先輩、同僚の話がとても面白かった!

ポタトのルーツを辿る旅は、ドキュメンタリーならではの人間味があり良かった。

難をいうなら、時々でてくる女性スタッフの声が耳障り。

海外への影響&旅で締めくくる構成は
冒険譚のフィナーレのようで胸熱!
mikke

mikkeの感想・評価

5.0
財布がボロボロになって買い替えるお金もない、じゃあ段ボールでつくればいい!は頭ふにゃふにゃ柔らか思考すぎでしょ!素晴らしい。
そしてタイトル通り段ボールを通して旅をする。可愛いpotatoの段ボールから繋がる愛。
段ボールで人を感動させるドキュメンタリーです。とても心が洗われる素敵な人たちのお話でした。
全てはドラマ

演出面では全く映画の要素が無いが、彼のユーモアと関わった人々の温もりが芸術的な美しさを湛えていた。
「旅するダンボール」の感想・評価を全て見る

ar1shiさんが書いた他の作品のレビュー

カクテル(1988年製作の映画)

3.5

自分の楽しみの為に周りに配慮なく人傷つける人嫌い!笑

でも一瞬でもかっこええと錯覚してまうあのトムクルーズの顔面に私の負け!笑

AMY エイミー(2015年製作の映画)

4.2

"有名人なんて意味ない"

私にとってこの言葉の重みすごかった…。

公の人である前に、皆と同じ人間なんよ。
規模が大きくなるにつれて巻き込む人がたくさん増えて簡単に自分本位の決断なんてできなくなる。
>>続きを読む

ザ・ロストシティ(2022年製作の映画)

3.7

アホで好き!

個人的にもっとブラピ欲しかったな。
ダニエルラドクリフはいつでも目がギンギン笑

エンディングの音楽Big energyなん最高!

クリエイション・ストーリーズ 世界の音楽シーンを塗り替えた男(2021年製作の映画)

3.8

あの日列車に乗り遅れた事がこんなに人生変えるなんて思ってなかったよね。
ほんと何がきっかけか分かんないからおもしろいし、行動を起こすからチャンスに恵まれたんやなて思う。

テンポよく観やすいんだけど
>>続きを読む

Ray/レイ(2004年製作の映画)

4.0

あー!好きや!!

ビーは強くてかっこいい奥さんやね。
この手のドキュメンタリーは色々観てきたけど、ほんとアーティストの生き様というか置かれる環境というか、その人の弱さと突き放して片付けてしまえばそれ
>>続きを読む

終わりで始まりの4日間(2004年製作の映画)

3.8

誰かに勧められ無ければ観てないし
観てもきっとそれほど好きにはなれなかった映画だと思う。

勧めてくれた人が時差で
自身の価値観をこの映画に託して
メッセージを送ってくれた気がして
すごく暖かい気持ち
>>続きを読む

似ている作品